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【英語脳チャンネル-8】"at"は『トリの目』、"in"は『アリの目』

『英語、ちゃんと教えてよ』の8回目です。今回は前置詞の"in"と"at"についてやります。

1. "arrive at"はピンポイント

皆さんは学校の英語で、「arrive at」と覚えませんでしたか?そして、

I arrived at the hotel late at night.
私は夜遅くホテルに到着しました。

というような例文を暗記しませんでしたか?

このように「駅」とか「ホテル」などのようなピンポイントの場所に到着する場合は、「arrive at」を使います。

でも、"arrive" のあとには必ず "at" しか来ない、と覚えるのは間違いです。

なぜなら「arrive in」の場合もあるからです。

2. "arrive in"は広がりのある場所

例えば、私が明日「フランス」に到着するとします。

そのときには、

I will arrive in France tomorrow.

と言うことができます。

動詞”arrive"のあとには、前置詞の"at"も”in”も来ることができるのです。

では、その違いは何なのでしょう?

3. "at"は『トリの目』、"in"は『アリの目』

Arriveのあとに前置詞の"at"が来た時には、話者がその場所を「ピンポイントでとらえているな」ということが分かります。

前置詞の"in"が来た時には、話者がその場所を「広い場所として捉えているな」ということが分かります。すなわち、

"at"は『トリの目』、"in"は『アリの目』

なのです。

「"arrive"のあとの前置詞は、"at"に決まっている!」
と、杓子定規に覚えるのは間違いです。

"at"でも"in"でも良いのです。

もし"at"が来たら、話者がその場所を「ピンポイント」で捉えている、
"in"が来たら「広さを持って捉えている」ということが分かる、ただそれだけの違いなのです。