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ホタテ稚貝の酒蒸し
作ったのは少し前の話。今は旬を過ぎてしまって、入手が難しいかもですが、来年の参考までに見ていただけると幸いです。
【用意するもの】
ホタテ稚貝
日本酒
蓋のできる鍋かフライパン
※あればだし昆布、ネギや三つ葉など香りのあるもの
1.ホタテ稚貝は水洗いしておく
2.鍋かフライパンにホタテ稚貝と日本酒を入れて蓋をして蒸し焼きにする
3.貝が開けば完成
めちゃくちゃ簡単です。解説もクソもないレベルで簡単です。酒蒸しとか、なんなら白ワイン蒸しなんて言葉の響きだけで不可能かと思われてしまいがちですが、材料さえあれば寝ててもできます。実際寝たら大惨事ですけど。また、ホタテをあさりやハマグリ、ムール貝やサザエなどに変えてもやることは同じです。日本酒を白ワインに変えたら洋風になるし。
日本酒の分量は、蒸せる量が入っていればOK。餃子を焼くときとかも「足首に水が来た」くらいの量しか入れないのと同じで、要は素材が蒸しあがるまで蓋をした内部が蒸気で満たされていれば十分なんです。よく「ひたひたになるくらい」とかありますが、マジでそんなにいらないです。鍋やフライパンの底全体に水分が行き届いていればまぁ大丈夫です。
火加減は、ぶっちゃけ最初から中弱火で蓋をしておいてもいいですが、さっさと済ませたい方は一度沸騰させてから調整してください。要するに蒸気が立ち込めてりゃいいんです。蒸すんだから。
もしあれば、昆布を底に忍ばせておくとより旨味が増します。それとネギや三つ葉など香草を仕上げに使うとより本格的になります。ご飯のおかずというより酒のアテですが、しょうゆをたらせばご飯を食べられなくもないですし、バターを追加すれば茶碗1杯は余裕じゃないでしょうか。
ちなみにレシピに塩分が出てきませんが、必要ありません。貝類は塩気をすでに含んでいますので、なくても十分塩気があります。足りない方は味を見てからお好みで追加してください。
この料理は「素材を蒸す」「蒸した水分も味わう」と考えてください。「素材」「蒸す水分」などは何でもいいわけですから、組み合わせを変えればいろいろアレンジし放題ですよね。
今回のレシピは非常にシンプルなものなので、アレンジの際は基本は変えずに以下の3つを意識してみてください。
・素材 …… 適しているのはあさりやハマグリなど2枚貝が主ですが、ほかの魚介類や、試したらすごいうまい素材があるかも
・味付け …… 塩分のこと
・風味付け …… 醤油やみそ、ナンプラーやトマト、アンチョビや塩辛。また盛り付けの際に散らす香草や、ゆずなどの柑橘類、クミンやコリアンダーなどのスパイス
基本的にお酒のアテなので、飲みたいお酒に合わせてアレンジするといいですよ。難しく考えずにぜひ一度チャレンジしてみてくださいね。