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Wedding Musicを考察する Vol.1 『想い人 / 緑黄色社会』

私はホテルにおける空間の演出を仕事にしている。

ホテルの空間を演出するにあたりウェディングというのはとても重要な仕事である。


ウェディングというのはどんな”場”であるべきなのか。

それが私の長年の問いの一つであり今でもその考察は続いている。

その中で私は演出屋としてウェディングに音楽という要素で関わっていきたいという気持ちが強くなっていった。


仕事の延長でありながらも一つのライフワークとしていけないだろうか。

そんな気持ちで生まれたのがウィームという結婚式の音楽に特化したWEBメディアである。


↓以前、結婚式の選曲について書いたnoteもご参照ください。


Brand New Anthemで結婚式における新曲をキュレーションするという試み

そんなウィームというメディアと向き合う中で私、そしてWEBメディア「ウィーム」スタッフ達と結婚式のための新曲のキューレーションを行っていこうという試みを開始した。


そんな新曲選びをBrand New Anthemと名付けた。


新しいアンセムを探して欲しい。

そんな願いを込めている。


アンセムとは何か。

元々は教会音楽の一種で聖歌、そして賛美歌をそう呼んでいたが今では特定の集団のシンボルとなる曲。

FIFAのW杯のテーマや、F1のテーマなど、様々なシーンでアンセムと呼ばれる曲は存在し、そのサポーターや応援するファンを勇気づけてきた。


ウェディングにおけるアンセムとは何か。

それは結婚する二人の人生のテーマ曲となる曲ではないか。

そんな壮大な想いを乗せながら結婚式における新曲をBrand New Anthemと定義づけ丁寧に選曲してきた。


そしてそんな結婚式のアンセム探しというライフワークは会社を通してひとつのプロジェクトとして少しずつ温めながら育ててきた。


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そしてARTIST VOICEへ

そんなウェディングにぴったりの新曲探しはひとつの答えへ行き着く。


私たちが結婚式にふさわしい曲として選んだ曲を、作ったアーティスト本人は結婚式でどう使って欲しいか。

どんな想いで作ったのか。

それを直接聞いていこうという試みをスタートした。


それはARTIST VOICEという形で紹介している。

そしてアーティストにも是非、ご自身で結婚式のオススメの曲をキュレーションしてほしいとお願いしている。



想い人 / 緑黄色社会

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ご本人によるコメント Copyright © 2021 WiiiiiM



ウィームARTIST VOICEの記事はこちらから↑



今回はそんなARTIST VOICEの中で緑黄色社会のヴォーカル長屋晴子さんにキュレーションいただいた『想い人』を紹介したい。





結婚式の曲をキュレーションしていただくにあたりご自身の曲を選んでくれた意志の強さはヴォーカルの表現力にも現れている。

”強さ”を表現したい新婦さんが披露宴で使ってもらうとその二人で生きていく意志を表現出来るのではないだろうか。


私があえて緑黄色社会でウェディングアンセムをもう1曲キュレーションさせてもらえるなら『幸せ』を選ばせてほしい。



長屋さんの強いヴォーカルの中に確かな女性の幸せがあり、それを噛み締めるように表現してくれる。

目の前にある不確かであるが確実に存在するその”幸せ”を、力強いバラードのメロディに乗せやはり確かな意志をそこに込めながら。


結婚式などもうとうに終えた中年の私がウェディングの曲に対し想いを語るのも少し美しくはないが、いくつになっても誰かに想いを誓った日のことを思いながら少し優しい気持ちになってくれるなら幸いである。


そして結婚式の曲を探している人にとっても、そうでない人にとっても、このウェディングアンセムを通じて、新たなアーティスト新たな音楽と出会うひとつのきっかけとしてもらえれば、もうそれだけで大満足なのである。





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KAZ | ホテルエンタメを創る会社の代表
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