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【プロ野球】現役ドラフトで13選手が移籍・・・鈴木健矢投手(日本ハム→広島)の高い潜在能力を紹介

1.はじめに

 今月9日、第3回となる現役ドラフトが行われ13選手の移籍が決まった。
 指名された移籍後のチームで1軍の戦力として機能する事ができるのか、各選手が本来の力を発揮してこれまでのシーズンより目立つ活躍を期待したい。
 その中で、今回の現役ドラフトでは初めて2巡目の指名が行われた。広島が1巡目で山足達也選手(前オリックス)を指名し、2巡目では鈴木健矢投手(前日本ハム)を獲得した。他の11球団が1巡目のみの指名で終わり、広島の1チームだけが2巡目でも指名を続けて選手を獲得したのは、果たして成功なのか失敗なのか、指名した鈴木投手の特徴も踏まえてお伝えしたい。

2.移籍が決まった全13選手の今季成績

【表1-a】現役ドラフトで移籍が決まった13選手の今季成績
【表1-b】現役ドラフトで移籍が決まった13選手の年齢詳細

 今年の現役ドラフトでは広島が2選手を指名し、計13選手の移籍が決定した。
 吉田賢吾選手(ソフトバンク→日本ハム)と伊藤茉央投手(楽天→中日)の2名は13選手の中で最も若く、入団してから2シーズンだけのプレーでの移籍となった。一方、平沢大河選手(ロッテ→西武)と本田圭佑投手(西武→オリックス)はドラフト指名を受け入団したチームで9シーズンを過ごしてからの移籍となり、指名された新チームで来季は節目のプロ10年目のシーズンを送る事になる。
 ポジション別では投手が9名で最も多く、内野手は3名、捕手は1名、外野手の指名はなかった。投手は全て右投手が指名された。
 どの選手も今季は1軍での出場が少ない中、最も多く試合に出場したのが投手では26試合に登板した矢崎拓也投手(広島→ヤクルト)、野手では山足達也選手(オリックス→広島)で43試合だった。平沢選手だけ今季の1軍試合出場が全くなかった。

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