【MLB・プロ野球】上沢直之投手の契約に戸惑うファンと胸張る球団に「人を敬う心」のズレ

1.はじめに

　プロ野球の各球団が来季の戦力を充実させるために、様々な方法でチームのニーズに合った選手との契約を狙っている中、昨季まで12年間日本ハムでプレーし、今季はMLBへ舞台を移してシーズンを過ごしてFAとなり来季はどのチームとも契約が可能な状態だった上沢直之投手が、ソフトバンクと来季の契約を結んだ。
　今季は日本でのプレーはなく、アメリカで1シーズンを過ごした。初めて海外で過ごしたシーズンは上沢投手にとってどのようなものだったのか？アメリカでの登板の役割や投球内容を登板成績とともにこの1年を振り返りたい。
　また、アメリカでのプレーを希望していながら、なぜ1年で再び日本でプレーする決断をしたのか、アメリカでの登板や私の経験を参考にその原因を探ってみたい。