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【プロ野球】日本ハムの「オールスター野手組」の不振が目立つ・・・要因の1つはオールスターの試合の中に

1.はじめに

 プロ野球はオールスターゲームを挟んで後半戦へ突入した。今年のオールスターゲームはエスコンフィールド北海道(エスコンF)と、神宮球場での開催のため、日本ハムの選手には多くの投票があり、計10選手が選出された(1名は辞退)。野手は6選手が本拠地のエスコンFを中心にプレーし、選出される実力があるかは別として、良い経験ができたのは間違いない。
 日本ハムは前半戦を3位で折り返し、首位のソフトバンクとは差が大きく、数年前から口に出して目指すとしている優勝は別として、Aクラス入りを争っているチームが総崩れするようだとプレーオフ進出の可能性も残されているため、下位に沈んでいるチームとの対戦が組まれている後半戦開始直後の本拠地での2カードは全て勝つ事を前提に準備していたに違いない。結果的に3勝1敗2分けの成績で、順位を追っているソフトバンクとロッテ(ともに5勝1敗)とは更に差が開いてしまった。
 この2カード6試合では、日本ハムの投手陣が西武・オリックスの低空飛行を続ける打線を、4試合で先発マスクを務めた伏見選手の好リードにも支えられ最小失点に防いでいた。打線が「普通に」得点を奪えていれば2つの引き分けは白星に変えられていた。しかし、力があるとされているオールスターゲームに出場した選手がブレーキ役となり、相手からリードを奪う事ができなかった。
 オールスターで打席に入った日本ハムの打者6名の後半戦開始直後の打撃成績は【表1】に記してある通りだ。なぜ、大事な後半戦に向けて状態が芳しくないのか、考えられる要因があるので説明していきたい。

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