小舟がみえる
夕闇せまる この世とあの世の キワ
茜と 紅
紅蓮の炎が 深い闇を誘う
湖面は
あおとあかの グラデーションを静かに
あらわす
その 橋桁に 白い小さな小舟が つながれ
ゆらゆらと 湖面を 揺らしている
実にみごとな DANCE
私は それを ただ みていた
舗装されていない
赤土の 道路
街路樹が、 まっすぐ寄り添い
道の先
小舟へと 私を導いた
道の先に 私が 気づくように
わたしが 小舟に 気がつくように
あの世とこの世
その キワに
わたしの小舟は 待っていたのだ
はじめから あったのだ
それに ようやく 気が付いた
DANCE DANCE DANCE!!
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