これからのサラリーマンに起きること - サラリーマンは受難の時代に
こんにちは、kazです。
私は、非営利団体で事務員をしているサラリーマンです。
どこにでもいる平凡なサラリーマン、これを読んでいただいている皆さん、いかがでしょうか?
これから、サラリーマンは受難の時代を迎えると私は考えています。
脅かしたり、煽ったりするわけじゃないんです。
あくまでも私の推測ですが、サラリーマンは苦しい時代が来るのは間違いないです。
皆さんは感じていませんか?
最近、給料が上がらないなぁ。
退職金、減らされるんじゃないかなぁ
70歳まで働くの?
などなど。
我々サラリーマンにとって、あまり良い話しではないですよね。
この流れは加速して、今後10年で日本の雇用は大きな変化を迎えます。
これは間違いありません。
では、どうしてサラリーマンは受難を迎えるのか、その理由をお話しします。
先に私の主張は、
自分の身は自分で守れ
といことです。
もう会社が個人を守る余裕はなくなってきています。
自分の身は自分で守るしかありません。
なので、学びなおし(リカレント教育)や、新しい挑戦をする以外に方法はありません。
それを前提として、お話しします。
これからのサラリーマン
これからのサラリーマンには、明るい未来は来ないでしょう。
では、どうしてこれからのサラリーマンの未来は暗いのか、順を追ってお話します。
日本経済の低成長
これが、サラリーマンにとって最もつらいことです。
日本の経済が成長していない、最近よくテレビで見かけるやつですね。
経済が成長しない → 賃金が伸びない
当り前。😭
私は専門家ではないので、要因については分かりません。
ただ、いろいろと見聞きするなかで、
政府の補助金により、延命している中小企業
厳しい解雇規制により、新しい産業への労働者の移動が進まない
労働力不足を生産性の改善により解決するのではなく、安価な外国人労働者の受け入れて解決している
といったところが挙げられますよね。
そんなことより、賃金が増えない私たちサラリーマンは政府から、
「副業して、収入を増やしさないよ」
「iDecoやNISAとか、税制優遇の制度を作ったから老後2000万円不足に備えてね」
など言われているわけです。
これらのことは政府から暗に、
「今後は、自分の身は自分で守ってね。政府は面倒は見れないよ。」
と言われているわけです。
メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用への移行
これも今後、日本企業に起きつつある大きな変化です。
日本は「新卒一括採用→終身雇用」で、社内を定期的に人事異動させ、社内でしか通用しないスキルを社員に磨かせてきました。
新卒一括採用
↓
社内人事異動
↓
社内でしか通用しないスキルを磨かせる
そのため、転職すればゼロからのスタート。😅
これまでは、転職する人が少数派でした。
これが日本の「メンバーシップ型雇用」です。
その組織のメンバーシップでないと評価されないので、
長く組織にいる者が評価される=年功序列
の元になる考え方でした。
しかし日本でも転職が一般的になりつつあり、転職エージェントを利用しての転職が普及し始めました。
転職エージェントを利用した人は分かると思いますが、転職をしようとすると自分のスキルの棚卸をしますよね。
私も転職エージェントに登録して、一度スキルの棚卸をやりました。これがけっこう難しかったです。
このスキルの棚卸が、ジョブ型雇用の考え方の基礎です。
自分は何ができて、何によって会社の業績に貢献できるのかを明確にします。
そのスキルを求めている会社とマッチングをしていく、そんな感じで転職が進んでいきます。
世界ではこれが当り前で、ジョブ型雇用が標準です。
今後は、日本でもジョブ型雇用が標準になるでしょう。
ジョブ型雇用を標準にしないと、優秀な海外人材を雇用することができなくなるため、日本企業の独自のメンバーシップ型雇用は確実に衰退しくでしょう。
そもそも、メンバーシップ型雇用の業界は衰退する可能性が高いので、さっさと転職する方が身のためですね。😵
終身雇用・年功序列から成果主義への移行
これは言わなくても、皆さん分かりますよね。
最近では、人事考課によって昇給や賞与が変わったりしますよね。
メンバーシップ型雇用からジョブ型雇用に変われば、年功序列がなくなり完全な成果主義に移行します。
簡単にいえば、いまの人事考課のもっと激しいやつです。
もう導入されている企業もあるのではないでしょうか。
「業績に貢献する者に報酬を出す」、というシンプルな考え方です。
業績に貢献すれば、年齢に関係なく報酬がもらえる、そういう制度です。
これが普及すれば、「働かないオジさん」問題は一瞬で解消です。😆
間接部門をどう考えるかなどの問題点はありますが、そもそも海外企業はほとんどが成果報酬型なので、海外の企業を参考にすれば良いので、今後ますます普及していきます。
黒字なのに大リストラ時代が到来
最近、にわかに黒字なのにリストラが始まっています。
日本経済が30年に渡って成長していないなか、これまで年功序列賃金で高い給料になっている45歳以上の社員は、企業にとっては負担です。
昔なら45歳以上のおじさん社員は、会社の業績への貢献度は高かったかもしれません。
しかし今のネット社会、むしろ45歳以上のおじさん社員はDXへうまく対応できず、若者のほうが会社の業績への貢献度が高い傾向にあります。
DXへの対応を迫られる日本企業は、45歳以上の頭の堅い世代、年功序列賃金で給与が高い世代を対象にリストラを進めています。
これを現実として受け入れていく必要があります。
AIやロボティクスの台頭によるホワイトカラー労働者の減少
今後ますます、AIやロボティクスが普及していきます。
落合陽一氏は、著書「働き方5.0」のなかで
と言っています。
これは、ここ10年ほどで間違いなく訪れる変化でしょう。
AIやロボティクスの普及により、日本のサラリーマンの大半を占めるホワイトカラー労働者は、その存在意義を問われることになります。
まとめ
以上、サラリーマンが受難を迎える5つの要因についてお話ししました。
これらを総合的に考えると、今後サラリーマンは二極化していくと考えられます。
業績に貢献できず、給与が下がるサラリーマン
業績に貢献して、給与が上がるサラリーマン
この2つに分かれていくでしょう。
ただ、業績に貢献して給与が上がるサラリーマンは、ものすごい激務になります。
競い合う人材が、日本人だけでなく外国人材も加わってきますから。
給与が上がらないことに愚痴を言っても、これが資本主義のルールです。
今後は、
自分の身は、自分で守らないといけないよね。
というお話でした。
社内でしか通用しないスキルを磨くより、持ち運べるポータブルスキルを磨くほうが、今後の職業人として確実に有利です。
ぜひ自分のスキルの棚卸をしてみて、どういったスキルがあるのか考えてみましょう。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
それでは、また!