2回中山2日目第11競走 第98回中山記念予想
※中山記念(G2)の位置づけ
春の中距離G1である大阪杯の前哨戦に位置づけられるが、ローテーションや
距離から春のマイル路線を視野に入れる馬の出走も少なくない。
中距離とマイルの両方でG1につながるレースともいえる。
よって他のG2レース以上に、先のG1レースに向けての調整的な
レースという意味合いが大きい。
※好走馬の条件
概要
第2回中山開催は使い込まれたCコースからAコースに替わる。
内側がグリーンベルト状態になり、外を回しての差し追い込みは
決まりにくい。また直線の坂を2回登るので、相応のパワーが要求される。
逃げ・先行馬優勢。但しメンバーレベルによっては差しも
過去10年の4角位置取り別成績は以下の通り。
4番手以内:10-6-6-25
5番手以下:0-4-4-68
更に前走1800m以上で4角10番手以下だった馬は
10年で0-0-0-13と全く馬券に絡めていない。
しかし昨年は後方組のワンツー、一昨年も2・3着と差し馬が
馬券内に好走。近年はメンバーレベルの低下もあり、王道の
レース運びより思い切ったレース運びが結果を生むレースに
変貌しつつあるのかもしれない。
コース実績が重要
コーナーを4つまわる中山内回り1800mは、中山巧者が台頭しやすく
コース実績を素直に信じて良い傾向がある。OP特別以上、できれば
マイル~中距離重賞の連対実績があると好走率が上がる。
中山競馬場でのコース実績な無い場合は、阪神競馬場内回りの好走実績が
それに代わることがあるので、レースによっては注目したい。
瞬発力より持続力
小回でかつ直線が短い中山競馬場。Aコース開幕週で
最後の直線は内目から勝負したいというと、4角入口からの
ロングスパート合戦になりやすい。操縦性は勿論の事
直線に坂が控えることで末脚の持続力が重要になる。
血統背景にもそれは良く表れていて、Nureyev、Sadler's Wells、といった
粘り強さとパワーに定評のある欧州の主流血統が、中山内回りの
中距離重賞にめっぽう強い。
※注目馬
9番エルトンバローズ
前走マイルCSは中団を追走し、直線やや外に持ち出しジリジリと
伸びたが、勝ち馬の切れ味に屈する形になった。
前々走の毎日王冠では直線で早めに先頭に立つと、ソングライン
シュネルマイスターらの追撃をハナ差凌いで勝利。
好位追走からの早めに抜け出しで粘りこむのが身上で、持続力型の脚は
開幕週の中山内回りにはベストマッチともいえる。好勝負必死。
3番ソールオリエンス
前走の有馬記念は内で包まれて何もできなかったので度外視していい内容。
実績的にはメンバー最上位と言え、ここで負けるわけにはいかない。
母系はサドラーズウェルズ系で好走条件にもマッチする。
前走有馬記念組は1-0-0-6と凡走が多い点、どうしても後方からになってしまうレース内容は不安材料ではあるが、メンバーレベルの薄い今年は、皐月賞のような末脚炸裂があっても驚けない。
12番ボーンディスウェイ
例年好走馬を送り出してる前走中山金杯組。中山金杯組は
3着内率55%と優秀で、上位人気で好走した馬は素直にマークしたい。
同じく中山金杯組のマイネルクリソーラとの比較であるが、ここでは
中山でのレース経験が多いボーンディスウェイが上位か。
その他の注目馬
馬場が渋ったらオルフェーヴル産駒の一発に注意な2番ソーヴァリアント。
中山記念2勝とコース適正は疑いようがない5番ヒシイグアス。
差し展開なら3番と共にマークしたい6番イルージヴパンサー。
中山金杯組の13番マイネルクリソーラー。
※今回の予想印
◎9番エルトンバローズ
○3番ソールオリエンス
▲12番ボーンディスウェイ
△2番ソーヴァリアント
×5番ヒシイグアス
×6番イルーシヴパンサー
×13番マイネルクリソーラー
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