東京四谷のnotepleceで開催された【オーガナイザーズキャラバン】に参加して感じたこと、伝えきれなかったことなどの補足
はじめに
2023年8月19日(土)に東京四谷のnoteplaceにてオーガナイザーズキャラバンというオーガナイザーによるオーガナイザー入門イベントが開催されました。参加されたオーガナイザーの皆様お疲れ様でした!主催のCHANGさん@changpcgさん大変な準備と段取ありがとうございました。20年以上もイベントを創作し続けており最近ではいっちょうあがり!!SUSHI杯という前代未聞のイベントをやり遂げた方。このオーガナイザーズキャラバンも入門オーガナイザーが一歩踏み出せてアクティブになるようにという想いで開催されてました。
司会のもんさんお疲れ様でした。またファリシテーターでご一緒して頂いたようさん、じゃらさん、ゆめいろさん、りっくさんお世話になりました。新しい出会いと再会に感謝です。
本イベントはオーガナイザー主催による、主にこれからイベントを開催してみたい方向けに背中を押す内容となるイベントでした。結果として私自身としても皆さんの前で話をしたり、ワークショップを通じて私の方がイベントのやる気が再燃しました。いつも燃えていますけども。火に油を注ぐような感じとなりました(笑)
主催のCHANGさんは、これからも"キャラバン"として全国での開催を描いているようですので、オーガナイザー同士つながりたい方や、イベントを開くにはどうしたらいいかわからないという方などぜひ次回オーガーナイザーキャラバンにご参加ください。新しい気付きや発見、後押しがあるかもしれません。
この記事では今回参加してみて感じたことやもう少し言い足りないと思ったことを書いていきます。このイベント同様まだイベントを開いたことのない人向けの記事となりますのでご了承ください。
イベントオーガナイザーとは
ポケモンカードゲームでは2015年からイベントオーガナイザー制度がはじまりました。
このページをよく読むとポケカを盛り上げて広めることに"意欲的"なプレイヤーが持つ「資格」とのこと。この資格があれば「ポケモンカードゲーム公認自主イベント」を主催できます!
いい方を変えると誰に頼まれているのでもなく自らイベントを開きたい方々をサポートしてくれる制度です。具体的には専用のプロモを提供して頂いたり、備品の提供や、手順を追えばトレーナーズウェブサイトでの掲載もしてくれます。ただイベントを公認自主イベントとして開催したら、公式への報告は必須ですし、ポケカのイベントとしてもオーガナイザーとして守るべき約束事もあります。
ポケカを盛り上げて広めることに"意欲的"なプレイヤーを公式が支援してくれる制度であって、これに頼らずとも非公認でイベントは開催できます。これはCHANGさんのセミナーでも言及されていました。結構大事な部分だと思います。資格があるなしに関わらず、自分が心からやりたいと思うかどうか。なんか形にはなっていないけど、やってみたいという漠然とした想い
スタートはOKです。
オーガナイズしよう
こんな大会をやってみたい!こんな集まりを開いてみたい!こんな遊び方をし広げてみたい!そんなふつふつを湧き上がる想いにかられている方がいましたら、公式に頼らずともまずは小さく一歩踏み出してみましょう。私も最初はスモールステップで始めました。はじめての第1回MTリーグは参加者12名でした。そこで自信をつけ、経験を積んでいけば見えてくるもの、やってみたい事が変わります。人数も自分が負担にならない想像できる数字で初めて見るのがいいですし、場所や時間帯もまずは、自分がそれならできるという範囲で限定的に始めてみるのが最初はいいと思います。
その最初の一歩の勇気が欲しい場合は、このようなオーガナイザーイベントを見つけて足を運んでみたり、自分のイメージに近いイベントに参加者として参加してみるのもいいと思います。「自分ならこうやってみたい!」がきっと出てくるはず。私自身、イベント始めた頃には想像もしなかった鋼王戦、風林火山など後からやりたいことが次から次へと出てきました。
まず一歩踏み出す勇気と覚悟を決めたら、次になにをやればいいか。自分でこれまでの事例を探して真似してみるのもいいですし、誰かに相談してみるのもいいかもしれません。大会名を決めたり、場所を決めて借りに行く。スケジュールを考えて、協力してくれる仲間を探す。この過程を楽しめるかが大事です。始めるのに遅すぎることはありません。
自己紹介
東京都の南に位置する大田区でジュニア・シニア中心のイベントを開催しています。始めたのは2017年からです。
・MTリーグ(大会形式)32回
・MTジム(対戦会)32回
・特別イベント 9回
https://mt.matrix.jp
こちらのホームページのフッターに開催実績リストを残しています。
現在高校1年の長男が小学生の時に、練習機会を増やすために対戦会を始めました。長男が中学生となり、部活でポケカを休止したタイミングで私自身がジャッジとしての活動に比重をおくようになり現在に至ります。最近では小学2年生の次男もポケカを楽しんでおります。
これまでは主に自治体の集会室を借りてイベントを開催していましたが、この夏から近所に新たにできたブックオフの対戦スペースを借りて、小学生限定大会「MTライバルズ」というイベントを開催しました。6月から3ヶ月連続で開催してみました。これに関しては新たな挑戦でしたが、発見や気付きがありましたので、これは別の記事にまとめます。
パネルディスカッション振り返り
パネルディスカッションに関しては書き残しにくいこと。あの場だから言えることというのがあります。また話の流れで思いもよらず言葉に出てくることなどもあります。司会のもんさんのおかげで、そのライブ感を楽しめましたが、終わったあとにあれも伝えたかったというのが出てくるのがいつものこと。
もんさんの司会で、パネリストとして、じゃらさん、ようさん、私。ようさんとはこの日が初めましてでした。自ら進んで仕事をされたり、話も伝え方スキルが抜群。じゃらさんは一軒目ポケカやティーチングラボで活動されているのは知っていておりますが、このような形で話をするのは初。りっくさん投稿ありがとうございました。下記のアンサーはあの場で話をした内容とは違いますのでご了承ください。
・始めたきっかけ: イベントをなぜ始めようと思ったか教えてください
第1回バトルクロスロードという自主大会の全国大会チーム戦の権利を息子が獲得してチームを結成、その練習のために公共施設を借りました。その前にはイベントオーガナイザーの資格を活かして、ティーチング教室を公共施設で開催するなど公共施設でのイベント開催のハードルが下がっていました。長男の世界大会出場を目指しており、対戦機会を作りたかった為の非公認の練習会が始まりです。
・始めるまでの大変さ、苦労について
イベントの「初回」を実施する前、大変だったこと覚えてますか?
MTリーグの第1回開催前にイベントオーガナイザー資格を活かしてティーチング教室を開催しました。チラシを準備して、公共施設に置いてもらうなど周知活動が大変でした。そもそもやってみたいと思ってみたものの、当日お客さんが来るのかどうか未知数で不安でした。実際来てくれたのは2~3組ぐらいでした。書いていてMTリーグ以前の事を思い出しました・・・。
・これはいける、とおもった瞬間
イベントの「初回」が終わった時の、率直な気持ちをおしえてください
MTリーグのMTとはメタルタウンという架空の名称です。私がイベントを開催する地元が金属加工業が盛んな地域であり、鋼タイプが連想できたのでこの名前にしました。実は第1回メタルタウンリーグという名前で初めています。
第1回メタルタウンリーグ開催のご案内http://kayzetto.diarynote.jp/201702011920319338/
第1回から自分の中では失敗の歴史です。
思っていたようには進まないのがイベント。想定外の事も起こります。
参加者の皆さんの優しさに助けられてここまで来たというのが実際の所です。ですので私から言えることはありきたりですが失敗を恐れずにまずはできることからやってみようということです。
イベントを続けていく中で、第2回か3回ぐらいに参加者の方々が「MT=エムティ」と呼び始めてくれた瞬間が嬉しかった。自分の想像もつかない呼び方で親しんでくれたことは忘れません。また友達や知り合い以外の方の参加も徐々に増えていったのが嬉しかったです。
地域の魅力再発見+ポケモンの世界の拡張のすすめ
私は地元の産業に目をつけて、製造業(金属加工業)とはがねタイプを連想したようなポケモンの物語にでてきそうな?メタルタウンと名付けました。大田区を架空の街にしようと妄想しました。
みなさんの地元の魅力、名産、産業、歴史はなんですか?
どんな小さなことでもいいと思います。
たとえば地元の大森という場所は昔「海苔」の養殖が盛んでした。
そんな海苔にちなんでノリノリバトルでもいい。
またプロレスで有名な力道山の墓が近くの池上本門寺にあります。
かくとうタイプにちなんでMTリーグ~RIKIDOZAN~というサブタイトルをつけるだけで、ノベルティや大会イメージの連想ゲームが広がります。
小さな身近な事に目を向けるだけでイベントのイメージが広がってきませんか。ポケモンのイラストや意匠には頼らずにイベントのイメージアップできることはあると思います。ポケモンの原作をそのまま転用するのではなくオマージュという形で落とし込むこともできると思います。そこに地元のオリジナリティを加えればあなただけのイベントができるはずです。
ワークショップ振り返り
6人前後で7チーム作りワークショップを開催しました。我々スタッフがファシリテーターとなり、チームで初心者のステップアップ向けのイベントを考えてみるというもの
割り振られたチームはほぼ初めましての方同士。そのメンバーで協業してアイデアを出し合っていくのは大変。でもそこはオーガナイザーズ。アイデアや発想をもっているので限られた時間でまとまっていきました!ここまで考えられる方々ならあと必要なものはほんの少しのリスクをとる勇気と、改善していくこと繰り返しです。
まとめ
どのチームも限られた時間の中で考えられており、なにひとつ同じものはなかったです。自分の発想や着眼点に自信をもって、イベントを開催してみましょう。このイベントのどこかで語られていましたが、「イベントポリシーを伝える。」という点が大事だと思います。
イベントのコンセプトや在り方を伝えていくのがまずは出発点かなと思います。その手段としてタイトルがあり、作れる人ならロゴマークがあり、noteの記事で想いをかけばその輪が最初は小さくても、目の前のお客さんを大事にしていけば広がりは作れると思います。
そしてまずは自分の作るイベントの一番のファンに自分がなること。イベントの大小などの比較ではなく、自分の湧き出る想いやワクワクする気持ちやイベントを愛すること、自信をもつこと。それを大事にしていってください。未来を変えていけるのはあなたです!