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MTライバルズの感想と展望

今年5月にBOOKOFF SUPER BAZAAR 西友大森店がリニューアルされました。JR大森駅から徒歩2分の西友の3階です。対戦スペースが100席以上設置、TCGの売り場が拡大され、オープンに伴い下記のようなポケカ大会も開催されました。そのリニューアルオープン大会に縁がありジャッジとして参加させて頂きました。

ブックオフスーパーバザールという業態ですのでトレカだけではなく、フロア全体が広く、衣類や趣味用品や電化製品がずらりと売っているので開かれている場所です。また駅から近く、ポケカのシングル販売コーナーも充実していて、私の生活圏内であるためここで何かイベントをやらせていただけないかと構想を練っていました。


MTリーグ&MTジムとのすみわけ

2017年から始めたMTリーグは主に地域の集会所や公民館を拠点として開催してきました。自由度はあるものの、アクセスがここまでよくなかったり、予定に合わせて空いている会場を探すのが大変という点に悩まされてきました。

世代交代の流れ

長男と共にポケカを遊ぶ中でMTリーグを始めましたが、その長男も高校1年となりました。一緒にポケカをしていた仲間も自然の流れでポケカをお休みしたり、他の事に熱中したり、学校生活や進学に忙しかったりという流れがありました。そんな中で歳の離れた次男がポケカで遊ぶようになり再度ポケカを共に楽しむ友達の輪が増えたらいいなという想いが根底にはありました。

MTリーグから想起されるもの

ここ1,2年でよく耳にするようになったのがMT(エムティ)リーグに参加するのは最初は怖かった。強者しかいなさそう!ガチ勢の集まりでしょ?というようなもの。少しイメージのズレを感じていました。私の中では始めた当初からどなたでも大歓迎ですし、ガチやカジュアルという言葉の垣根を越えてポケカバトルを楽しんでもらいたいという想いでここまで続けてきましたので、原点から乖離しつつあるなという危機感がありました。

この流れでできることはライバルズ

BOOKOFF SUPER BAZAAR 西友大森店は親子で来店しやすい場所です。私自身がジュニアやシニアがいる親子プレイヤーに向けてイベントを開催してきました。再度MTリーグの原点に立ち返り、子供同士て楽しくポケカバトルをできるイベントを新しくやってみようと思いました。それが小学生限定という形でした。

ドラクエライバルズというゲームアプリが好きで遊んでいましたがサービス終了となってしまいました。そのライバルズというネーミングは以前からどこかで使いたいなと温めていました。ポケカの冒険こそ、ネモ、ホップなどのライバルがいるからこそトレーナーとしての主人公もポケモンも成長していきます。原作が伝えたい友情の在り方など含んだライバルをタイトルにしたいと思いました。

ポケカバトルを通じて、最初はよそよそしいかもしれないけれど、バトルの後は打ち解けてみたり、何度もバトルする中で、親しみが生まれたりというきっかけづくりの一つになれればと思いました。

MTライバルズ立ち上げ

まずはこれまで何度かお世話になっていたブックオフのトレカ担当の方に提案書をもって相談に行きました。最初は受け入れられるのか、イベントに来てくれるのかも不安で32名も集まらないかもしれませんという形で話を進めていきましたが、それでもまずはやってみましょうと後押しをしてくれたのは本当に有難かったです。参加してくれた方はご存知かと思いますが、ブックオフ様のポケカイベントへの支援はとても熱いです。

一緒にイベントをやってくれる方を探す

MTリーグの関連イベントはこれまで古くからの友人から最近の仲間までたくさんの方々にお世話になってきました。この方々のおかげで今がありますので深く感謝しています。

今回新イベントを開催するにあたり、新しい方と組んでMTも次世代へ向けて変化していきたい思い、誰かやってくれる方はいるか探しました。最近MTリーグのイベントに親子で熱心に参加してくださっていて、子供達への対応力や優しさなどがあるトモキさん(@tom0_back)がオーガナイザー資格を取得して活動していきたいと伺っていたのでまずは声をかけてみました。快く引き受けて下さり感謝しています。

ライバルズを3回開催してみてIT知識が抜群でトナメル運用や子供達へのケア等とても助けてもらいました。実際一緒にイベントを運営してみて初めてその方の才能や能力に気付く事はあるんだなとあらためて感じました。

もう一人は記事の最初に紹介したリニューアル大会で準優勝していた地元の親子プレイヤーでもあるアツシさん(@OhCNRFjdy2R3u2R)です。PJCS2023ではDAY2にも進出するほどポケカ好きの方です。お子様が進学される中でオヤジ単としての活動が増えつつある中で、子供が参加しないけれど地元のポケカシーンを盛り上げたいという想いで手伝ってくれました。プレイヤー視点を大切にしながら、子供達にはとても優しく接してくれてとても助かりました。本当にありがとうございました。

対戦する机は広い!

MTライバルズ開催実績

・第1回MTライバルズ 6月25日 Tonamel 参加者79名
・第2回MTライバルズ 7月16日 Tonamel 参加者62名
・第3回MTライバルズ 8月20日 Tonamel 参加者67名
使用したトナメルのリンクです。

やらないことを考えてみる

MTライバルズをどのようなイベントにするか考える中で、MTリーグやMTジムは朝から晩まで開催し、回を重ねるごとに重装備になっているため、自分が継続して開催するためにも軽快にイベントをやりたいというのがコンセプトでした。どれだけ引き算をできるかとまずは考えました。

※下記を取り入れているイベントを否定するものではありません。下記は自身のイベントでもやっていますし、今後ライバルズでも取り入れるかもしれません。あくまで大会設計の時に考えたことです。

決勝トーナメントはやらない

予選をスイスドローで5回戦開催して、決勝トーナメントを3回戦から4回戦やるとなると終了時間が遅くなります。慣れている子達には少し物足りないかもしれませんが、家でパパママとしかやったことがないけど外で対戦してみたいという子達にとっては予選の5回戦だけでもつかれてしまうかもしれませんし、そもそも低学年の子達は集中力が切れてしまうかもしれません。MTリーグでは当たり前のようにスケジュールにいれてきた決勝トーナメントを見直しました。

結果として決勝トーナメントをやらなかったことは正解でした。16時頃には終わるため、当然ですが運営の負担は軽くなりますし、参加する親子の帰宅時間も早くなります。それでも運営スタッフ間では子供達のパワーに圧倒されてエネルギーの消耗は激しいねと話をしています。

イベント終了後には、ポケカをやり足らない子達や親御さん達は対戦スペースで自主的にフリーをしたり、対戦を申し込んでみたり、自由に遊んでいて微笑ましい光景が広がっていました。これでいいと確信した瞬間です。トナメルをつかって順位は決めますが、子供同士で5回戦プレイする事であとはそれぞれのペースに委ねていいというのが新たな気付きでした。決勝トーナメントの適度な緊張感はMTリーグでやればいいんだと。

ポイントランキング制はやらない

1回から3回までやりましたが、順位に応じてポイントをつけてアベレージの高い子達を称えようかなと頭をよぎりました。また参加してくれたらポイントをつけるなどすれば継続して参加してくれるかもしれないとも。

ただどこか大会主旨と違うんです。いつでも参加したい時に参加できて、行ける時もあれば、都合でいけない事もある。その日勝つ事もあれば負ける事もある。ランキングを気にしてプレイをしてほしくないなと感じてライバルズではやめました。運営の負担にもなりますので。

その代わりにブックオフ様や保護者の方のご厚意で恒例となりつつあるじゃんけん大会や手厚い表彰制度があります。学年毎の表彰やグッドマナー賞、ブックオフ賞など最後まで参加して楽しんでもらえる形を探っていきました。

第1回は想定をはるかに超える79名に参加頂き大盛況でした。

ライバルズの今後の展望

私自身、店舗での開催は初めてであり、反省することや改善すること、考え直す事が多々ありました。また実際にオフシーズンということもあり6月から3ヵ月連続で開催しましたが、一旦落ち着いて振りかえりたいという想いが強く第1期としては3回で一旦締めました。

ポケモン原作の冒険では最初にライバルと出会い、別れ、再会する。これを繰り返し、その度にバトルをして友情が芽生える。子供達はポケカやその他の色々な経験を重ねて、またこのブックオフ西友大森店で再会する。そんな再会の機会になればと思いました。

パラドックスポケモン達が収録される新弾1週間後の11月3日(金・祝)に第4回を開催し、ライバルズ第2期を再開予定です。第1期に参加してくれた方もこれを機会に参加してみようという新規の方も大歓迎です。ブックオフ様ともライバルズ再開の打ち合わせはできました!詳細は10月になりましたらXやホームページでお知らせします。ぜひこの機会にお友達を誘って参加してください。

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