スーパーボウルハーフタイムまであと２４時間！

いよいよ第56回スーパーボウルまで24時間を切っちゃった。

LAエリアでのスーパーボウルは1993年の第27回スーパーボウルから29年ぶり。

Dr.Dre親分の元にヒップホップの精鋭が一同に介する今回のハーフタイムショー。

LAにおける前回のスーパーボウルからこの30年間でLAを代表する新しいカルチャーとして世の中に大きな影響力与え続けている西海岸のヒップホップの集大成をLAサウスサイドの新たなランドマークとなったSoFiスタジアムから全世界に発信される一大ショーケースとなる。

ハーフタイムショーは今でこそ著名アーティストが出演する最も豪勢な僅か、12分余りのショーとしてアメフトファン以外にも注目を浴びるイベントとなったが、26回大会までは大学のマーチングバンドが主体のショー構成で、今のようなアーティストのショーケースという形ではなかった。

その27回スーパーボウルのハーフタイムショーを務めたのはマイケルジャクソン。

ロスアンジェルス暴動や湾岸戦争の傷跡を残した混沌とした時代背景の中で"Black or White"〜”We Are the World”〜”Heal the World”とメッセージ色の強い曲を並べたセットリストはインパクトも強く、世界的な関心を集め、スーパーボウルというイベントを他を圧倒するメガイベントに押し上げるGAME CHANGERとなった。

以降、著名なアーティストにとってハーフタイムショーは全世界に魅力を発信出来る最高のパブリシティ機会となる。出演が決まれば過去の楽曲が世界的に売れる、チャートに再びランクインする等。そのうちに出演に合わせて楽曲の発表やツアーのチケットの販売を開始する等々。ハーフタイム自体がスーパーボウルの試合本体に負けず劣らずビックビジネスとして周知されている。

29年振りにLAに戻ってきた今回のハーフタイムショー。

JAY-Z率いるロックネイションが制作に携わりDr,Dreファミリーが一堂に会する今回のショーもいわゆるプロデューサーがヘッドライナーに名前を刻むという意味ではハーフタイムショーのあり方の新たなGame Changerとなり得るのか。どのような構成になるのかが今から楽しみでならない。

余談だけどR＆Bファンにとっては西海岸のヒップホップ、いわゆるG-Funkの屋台骨となったPファンクに縁の深いオハイオ州のチーム（ベンガルズ）が勝ち上がってきたのも感慨深い。熱狂的なベンガルズファンで知られるブーチーコリンズがサプライズで出ないかなー、なんて単純に考えちゃうけど、数ヶ月に渡って練られてきたショー構成にこの２週間で急きょ組み込まれるとは到底思えないので期待薄か。。。。

ならば果たしてサプライズゲストがあるのか？

報道を見る限りは50セントやDreのかつての相棒、Ice Cubeの名前が上がっていたりトレイラーで”California Love"をフューチャーされてた故2pacがホログラムで出てくるのでは？という噂がひとしきり。

笑ったハーフタイムのハプニングの噂では果たしてスヌープがステージでマリファナを嗜むのか否か、ってのもあった。

まぁ彼の事なんで、かなりの確率で自身の大麻ブランドのジョイントをふかすんじゃないかな。

これも彼の大麻ビジネスにはデカいパブリシティになる。

個人的にはやはりLAサウスサイドのヒップホップ文化に多大なる影響を与えているチカーノの面子の出演を望みたいなと思う。

ペプシがLAが世界に誇るタトゥー／グラフティアーティストのMister CartoonとCMでコラボしているけど、今回のハーフタイムでも演出にグラフティアートやLowRiderが全面に出てきたら面白そう。チカーノぽい絵面ハマればLA文化の総決算として世界に発信出来る。

シボレーインパラが跳ねながらフィールドをクルーズしたら最高だ。

期待を込めてMister Cartoonが出演するペプシのCMを。

試合もハーフタイムも本当に楽しみです。