見出し画像

プロが家で飲むコーヒーとは。

どうも粥の輪です。京都で「お粥さん」開業を目指して準備を進めていますが、実は以前にコーヒーの焙煎を6年くらいしておりました。その時に色々と学ばせて頂きたくさんのコーヒーに触れQグレーダーと呼ばれる資格も取得しました。いまは色々あって辞めてしまいましたが、その話しはまたの機会にしといて…。

今日は我が街名古屋の大須商店街にある創業100年を超える有名店「松屋コーヒー」さんが編み出したオリジナルの抽出方法「松屋式」で京都の名店小川珈琲さんで購入した豆を淹れてみたいと思います。

「松屋式」とは

名前の通り松屋コーヒーさんが考案したドリップ方法で、特徴は雑味を限りなくなくしスッキリとした味わいで胸やけしないコーヒーを淹れることができます。その最大の特徴はドリッパーにあります。

写真右下にある金枠が松屋式のドリッパーで、他のほとんどのドリッパーが覆われているのに対しフィルターを支える為の最低限の枠しかありません。新鮮(焙煎したて)なコーヒー豆はガスを多く含んでいるためお湯をかけるとハンバーグのように膨らみます。ドリッパーが覆われていると外に膨らもうとするコーヒー粉がそれ以上膨らむことが出来ずにストレスとなり雑味や渋味の原因となります。そこで松屋式では最低限の支えだけでコーヒー粉の膨らみを妨げず、尚かつ数分間蒸らすことでお湯の通りをよくしてやります。このひと手間で冷めても美味しいコーヒーが出来上がるのです。

もちろん他のドリッパーや抽出方法を否定するつもりはありませんし、松屋コーヒーの関係者でもないのですが、松屋式の考えとしていかに雑味を出さずに淹れることが出来るかを追求した結果この形状になったというわけです。コーヒーは嗜好品であり楽しみ方は様々です。正解もなければ間違いもありません。強いて言うならば飲んだ人が美味しければ正解なのです。

私は松屋式を知ってからは家でもこの淹れ方です。時間はかかりますが上海で購入したレトロなコーヒーミルでゴリゴリと心地よい音と香ばしい香りに癒されながら贅沢な朝のひとときを楽しんでいます。またゼラチンを入れれば簡単にコーヒーゼリーも作ることができます。雑味や渋味がないので見た目も濁りのない綺麗なゼリーが出来ますよ。

自粛生活で大変な時期ですが、家で出来る新しいことをはじめてみてもいいですよね。興味があれば是非チャレンジしてみてください。詳しい抽出方法はYouTubeでも紹介されています。
また、さらにマニアックにコーヒーの世界を知りたいと思った方は一度「フレーバーコーヒー西尾」で検索してみて下さい。戻ってこれなくなりますから。笑

愛用のミルとポット。細くお湯を注ぐことが重要なのでポットも使いやすいものを。

松屋式の場合は粗挽きコーヒー粉。

Enjoy your coffee life…

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?