今、注目したいドメスティックブランド 5選
本日は、今、注目したいドメスティックブランドを5つほどご紹介いたします。
現在知っているブランド名を挙げるだけでも、100は軽く超えてきます。また、それだけでなくデザイナーとの直接対談や一つのブランドについて奥深く学ぶことも多い私が、今気になるブランドを厳選しました。
ぜひ、最後までご覧ください。
ATON
ここ最近では取り扱い店も多く、名も知れ渡って来たATON(エイトン)は、ドメブラ好きなら一度は耳にしたことのあるブランドではないでしょうか。
エイトンの名前の由来は、A to N = あ〜ん を意味し、原材料から仕上がり、生産者との密なコミュニケーションをとり、きちんと生産背景を理解した上でものづくりをしたい、という思いが込められています。
フェアトレードや非平等的な生産背景が問題視される今、洋服の品質だけでなく、生産と消費の双方を考える視点はとても大切です。それが、私が注目する理由の一つに当たります。
シンプルでベーシックなアイテムが多いエイトンですが、魅力は何と言ってもシルエットの美しさ。サイズ展開も独特で、1〜3サイズあっても着丈は変わらず、身幅だけ変化するなど、それぞれ人によって好みの着用感を見つけることができます。
また、「エイトンカラー(ATON COLOR)」シリーズも推したいアイテム。植物の茎や花、葉、樹皮、果皮、鉱物など自然素材での染色した洋服も展開。他には無い、エイトンだからこそ生み出せるシルエットと色の組み合わせが特徴です。
エイトンカラーは、毎シーズン異なる色で展開され、ぜひ自分に似合う色をいくつも見つけていきたい。そんなふうに思える洋服です。
この他にも、常に人気を博すアイテムは数多くあり、
スビンコットンを使用した上品な光沢のある Tシャツや製品染めを施したスウェットアイテムは定番で出されています。
また、私も一目惚れで買ったショートモッズは、今秋冬も展開。値段は張るものの、機能性やシルエットはお値段以上で色味もとても綺麗なアイテム。今後10年20年と愛したいワードローブの一つです。
SUBLATIONS
sublations(サブレーションズ)は、つい先日のブランド紹介シリーズでも取り上げさせていただいたブランド。
インフルエンサーの金山大成さんがディレクターを務め、デザイナーはテーラーを経験した中村さんが担当しています。
サブレーションズは、「相反する要素を融合させ、より高次の発展を生み出すこと」をコンセプトとしているブランドです。例を挙げれば、カジュアルとドレスの要素を組み合わせる、といったことが挙げられます。
他のブランドとの違いとしては、服に対する熱量がより感じられるところ。
デザインはもちろんのこと、素材の使い方や生産背景にも多くの気を使っていることが特徴。また、シルエットの良さも魅力の一つで、特にパンツは、群を抜いてシルエットが良いように思います。このブランドのシルエットは、しっくり来るものも多く、今まで欲しかったシルエットがやっと見つかったというように感じました。
トップスは、ベーシックだけど、少し固定概念からは外れたようなデザインが多く展開されているような印象。「固定概念から外れる」は決して悪い意味ではなく、むしろ差別化できたり、探していたデザインが見つかるということ意味です。
ここでしか手に入らないデザインとシルエットは最大の魅力であり、今後のアイテムにも目が離せません。
NTN
NTN(エヌティーエヌ)は、2023春夏よりスタートした新進気鋭のブランド。世界でも有名なsacai(サカイ)出身のデザイナー髙橋伸明が設立したブランドです。
展開するアイテムは、様々なカルチャーからインスピレーションを得た、伝統的かつ機能的かつタイムレスなアイテム。国内外の上質な素材を使用しつつ、卓越したカッティング技術を駆使し、時代や人に寄り添ったワードローブを提案しています。
まだ私も手に取ったことはありませんが、ぜひ今後も注目したいブランドです。
個人的には、シャツのデザインが魅力的に思います。
その他にもアウター類を手に取ってみたいと思っており、ベーシックカラーの黒であるものの、洗練された上質さと機能的なデザインは、他ブランドと比べても、とても魅力を感じます。
また、2023-24秋冬はニットも個性的。発色の良いブルーとイエローのこのニットは、欲しい人も多いのではないでしょうか。
INTERIM
INTERIM(インテリム)は、2019年に設立されたブランドです。まだまだ若いブランドではありますが、とても人気を集めており、即完するアイテムも多い印象です。
ブランド名のINTERIMには、「暫定的なもの」という意味が含まれており、“目まぐるしく変わるファッションシーンにおいて普遍的なアイテムを提案していくこと”をブランドコンセプトとしています。ちなみに、デザイナーは非公開みたいです。
私が挙げるこのブランドの特徴としては、服に対するこだわりということかなと。
最近はあまり見られないのですが、少し前まではインスタグラムでアイテムを一つ一つ紹介する「100本ノックシリーズ」というものが投稿されていました。その投稿で感じ取れるのが、「服へのこだわり」で、ただ単に写真を投稿するだけでなく物凄い量の説明の文章が書かれているんですよね。デザイナーから直接接客を受けたような、そんなインパクトがあります。このブランド良いなって思っている方は、インスタ見ないと絶対損します。
インテリムのアイテムの多くは、古着やミリタリーアイテムをベースに洋服を展開しています。その中でも個人的に推したいアイテムは、ハイパービッグシリーズ。
名前の通り、ハイパービッグなサイズなのですが、このオーバーサイズ感とシルエットのバランスがたまりません。ぜひ、一度袖を通してみたいものです。
このサイズ感は苦手っていう方は、普通のサイズでも展開しているようなので、そちらをチェックしてみると良いかも知れません。
ANCELLM
ANCELLM(アンセルム)は、2021年春夏シーズンスタートのブランド。こちらも、新進気鋭なブランドですね。
コンセプトは、“視点を変えた経年変化の提案”。身につけるごとに表情が変わっていくものを厳選して素材選びをしています。また、着用することで変化する加工を施していたりもし、経年劣化というものに対する価値観を主張しています。
長く着られるようにと、シーズンレスなデザインだけでなく、パターン、強度の面にもこだわりを持っているそう。
経年変化をするアイテムとして、やはり長く着られるということは大切。強度があるということは、どんな時も気軽に着れるので、とても有難いところですね。
このブランドも人気は凄まじく、転売ヤーがいるほどのようです。古着のようなアイテムが多いことから、古着好きや経年変化が好きという方から愛されている印象を受けます。ですが、シンプルなコーデを組む私としても、素材使いやサイズ感、デザインは魅力的に感じます。ぜひ、実物を見たいところです。
セレクトショップ別注のアイテムも展開されていることが多いので、ぜひそちらも注目しておきたいですね。
本日は、今、注目したいドメスティックブランドを5選、紹介いたしました。
まだまだ他にも注目したいブランドはたくさんありますので、ぜひブランド紹介のブログは、シリーズ化できたらと思います。また、一つのブランドだけを掘り下げるブログも更新しています。
まだまだ始まったばかりですが、ぜひ今後もお楽しみに。
(リクエストもあれば、ぜひコメントに。このブランドについて知りたい!だけど、自分で調べるのは面倒だなと感じた場合は、ぜひリクエストしてこのブログを活用してください。笑)
それでは、また次の投稿で。
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・グラフペーパーをよく着ています。
・大人シンプル・たまにモードスタイル。
このブログでは、
「上質なものを丁寧に紹介する」をテーマに、ブランドや洋服の紹介、ドメスティックブランドのデザイナーインタビューを投稿しています。