見出し画像

【インタビュー】仙台DOREMEの服飾学生、浅水あかりさんに卒業制作のあれこれを聞きました。

本日は、昨日に引き続き、先日宮城県で開催されましたファッション文化専門学校DOREME GRADUATION EXHIBITION 2024の特集、第二弾です。
今回は、ショーでインパクトのあるプレゼンテーションを披露した、浅水あかりさんをゲストにお迎えし、ブランド設立企画や学校生活についてインタビューをさせていただきました。

前回の記事と合わせて、ぜひ最後までご覧ください。

このイベント(ファッション文化専門学校DOREME GRADUATION EXHIBITION 2024)は、宮城県の服飾専門学校「ファッション文化専門学校DOREME」が主催する毎年恒例のファッションショーで、せんだいメディアテークの1Fのオープンスクエアで開催されます。DOREMEの学生、そしてショーを見に来る人だけに限らず、地元のTVカメラも来るなど、毎度盛り上がりを見せています。(イベント内容は大きく分けて、ブランド設立企画のプレゼンテーションとファッションショーの2つ)

浅水あかりさんに、8つの質問。

Q1. 自己紹介をお願いいたします。

ファッション文化DOREME専門学校
ファッションビジネス学科2年
浅水あかり(あさみず あかり)です!



Q2. ブランド名に「Quee%」を名付けた背景にはどんなものがありますか。

ブランド名をつけるにあたって%(パーセント)の記号に意味もなく惹かれている自分がおり記号意味も含め調べていくなかでQuee"%"に意味を見いだしていきました。そしてQueerは色々コンセプトなどを明確にしていく段階であっている意味合いだと思った為組み合わせました。


Q3. 今回、「Quee%」のお洋服を制作する上で拘った点をお聞かせください。

デザイン画の時点で、一点一点服にコンセプトを絡ませ男性・女性でなければ着れないというものを無くしました。色味はジェンダーレスカラーであること。着る人と服とで組み合わせの変化を楽しめる新奇なものになるよう拘りました。



Q4. 卒業制作とメディアテークでの発表の感想を教えてください。

学内審査会では他生徒一人一人の感想を匿名用紙で頂く機会があり、私の考えたブランドを新たな発想として肯定してくれる感想が多く 自分のやりたいことを表現した先にやりがいを感じることが出来ました。
また、メディアテークでの発表は学校内だけのものではない為不安が多くありました。ですが発表を終えたあと拍手を聞いた際、緊張の解放と共に一般の方々にもこのプレゼンを聞いて貰えたということに嬉しさと達成感を覚えました。



Q5. 卒業制作で感じた苦労は、どんなことでしたか。

自分のしたいことと、期間の間にしなければいけないことがあっていない。限られた時間の中でどこまでクオリティ・内容を深められるか、自分の理想を追求できるかなどの問題に当たることが多かったです。私は完成させていくにつれ壁に当たることが多くなっていきました。

Q6. 仙台DOREMEでの学校生活を振り返って、楽しかったことと大変だったことをお聞かせください。

ドレメでの学校生活は今思うと大変だったことよりかは、フリーマーケットなど様々なイベントを終えたあとの達成感ややりがいを生で感じることができた。ということが印象に残っています。少人数だからこそ 先生や友達との仲を深められ新しい経験を積む中で楽しい思い出が沢山出来ました。


Q7. ジェンダーレスというキーワードに興味を持ったきっかけは何でしたか?

社会問題に目を向け調べていた時、ジェンダーが関わるニュースを見かけることが増え、ジェンダーに注目する人が多いと感じたのがきっかけです。



Q8. 最後に今後の展望をお聞かせください。

私は近い将来このブランドを実現させる目標はまだないのですが、卒業制作を経て学んだブランドを立てる際の企画力など自分の強みを表現し続けたいと思いました。


中でも推したいお洋服は、最後に登場したスタイリング

「もし私がブランドを作るなら」というブランド設立企画のプレゼンテーション。今年度のテーマは、「聖地巡礼」でした。そのテーマを浅水さんは、聖地巡礼=日常的な空間を一時的に離れ、時を経ても昔の地の神聖な体験が出来ること。また神聖な地を子供の頃に抱く神秘的な感覚と解釈し、自分の世界観や社会情勢・問題を組み込んで、お洋服を完成させたと言います。

中でも、浅水さんご自身が推したいお洋服は、最後に登場したモデルが着ていた袖の長いお洋服。モデルはレディースであるものの、ジェンダーレスカラーなので、性別にとらわれず型にハマらず着て欲しいと仰っていました。

また、このプレゼンテーションを通して、偏見やジェンダーレス問題に着目したので、そういう部分が緩和されることや企画がどんどん出てくればいいなと思っている、とのこと。

今回、私も初めてこのファッションショーに訪れましたが、予想以上の迫力でした。現場の学生の本気度がとても伝わってくると同時に、ひとつひとつの完成度に魅了され勉強にもなる一日。専門学校の先生によれば、年々盛り上がりを見せているそう。タイミングが合えば、私は来年も伺いたいと思っております。

みなさんも、ぜひ見に行ってみてください。
それでは、また次の投稿で。


【イベント詳細】

ファッション文化専門学校DOREME GRADUATION EXHIBITION 2024

開催地(2024年) :
せんだいメディアテーク 〒980-0821 仙台市青葉区春日町2-1
開催日 (2024年) :
2月09日(金)〜10日(土)

【インタビューのご協力、および写真撮影者】

インタビューのご協力 :
浅水あかり さま
Instagram : @zuu___.3

(この投稿内)写真撮影 : YUSHIN( Instagram : @kayu__002)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?