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2022秋冬 ファッショントレンド解説 アイテム編 【服ブログ#2】


こんにちは。
今回は、「2022awトレンド解説 アイテム編」。トレンドのアイテムについて、詳しく紹介・解説していきます。

インスタでは先に簡単にまとめて投稿済みですが、こちらのブログでは更に詳しく、私の意見も含めて解説していきます。
2022秋冬 トレンド解説 「アイテム編」のインスタ投稿はこちらから

2022-23aw コレクション

2022年は、2019年に流行し始めた新型コロナウイルスの影響によるパンデミックはあったものの、"収束から共存へ"と言う思考の変換により、ひと段落を見せました。新型コロナウイルスによる規制なども緩和され、元の日常生活を取り戻すと共に、"新しい生活様式"も提案、一般化しつつあります。その流れもあってか、2022-23aw コレクションでは、オンラインではなく実際に現地で開催されるコレクションが多かった印象。
そんな中、世界が驚くニュースが入った。それは、ロシアのウクライナ侵攻。突如として、コレクションのムードは一変。既にコレクションが始まっていたため、ショー自体の大きな変更は少なかったものの、大きなショックを与えました。ショーの中止や予定の急遽変更、追悼を込めたショーや平和を訴えるショー、スタイリング、メッセージが公開され、今季もまた独特なコレクションシーズンでした。

BALENCIAGA 2022-23aw


次のタイトルから、トレンドアイテムについてそれぞれ紹介していきます。



No.1  デニム

カジュアルが流行の今季は、カジュアルの代名詞、デニム素材が流行になりそうです。デニム素材は昨シーズンから目立ち始めていましたが、今まで全く提案して来なかったブランドがデニムを提案し始めるなど、今季になってより一層、メインアイテム感を強めました。デニムは、パンツだけにとどまらず、セットアップやバッグなどアクセサリー類にも展開を増やしています。

PEACE DENIM

しかし、デニムは元々定番化したアイテムとも言えます。街を歩けば分かる通り、トレンド関係なしに元々デニムを履いたお父さんや主婦のカジュアルスタイルはよく目にするため、誰にとっても差別化が難しい。大きくビッグトレンドと言うまでもは無いのかも知れません。
ただ、その中で、デニムバッグなどの一風変わったアクセサリーに挑戦するのは、アリ。また、ドメスティックブランドを中心にこだわりを持ったデニム(ユニークな素材使いやシルエット)も展開されていますので、長年使うものとして、この機会に一本、良い・お気に入りのデニムパンツを見つけたいところでもあります。

Graphpaper

No.2  ダウン

今季はダウンアイテムが多く見られました。丈はミディアムが一番多い様子で、定番的なカラーから、ビビットなカラーまで幅広い展開でした。ビビットカラーのダウンと言えば、個人的には、今季のダイワ(DAIWA PIER39)が印象的。レッドやグリーン、パープルと言った派手なカラーがファッションとしても。観賞用のアートとしても欲しい1着です。

DAIWA PIER39

デザインも様々で、定番のデザインからテック系など機能的な面を持ったデザインまで。その中でも、一目置きたいのは、ダウンベスト。様々なブランドからベストの提案がありました。
また、リバーシブルのダウンやデザインに特化したポンチョ型のダウン(Brand : LANTERN)の提案も目立った印象です。

LANTERN

No.3  ダッフルコート

ステンカラーコート、トレンチコートあたりも結構見られましたが、そちらは結構定番化してる印象。そういったことからか、今シーズンからは、ダッフルコートが少々見受けられました。最近のコレクションでダッフルコートは中々見られなかったので、新鮮な気がします。ただ、はっきり言えば、今季のトレンドでは無い。そんな様子です。あくまで、トレンドの導入部分というような様子。来年の秋冬シーズン頃にトレンドとして本格化してくるかも知れません。

URU

有名なファッションYoutuberさんも言っていましたが、ダッフルコートと共に出て来たのは、ピーコート。こちらもダッフルコートと同じような導入的な印象でした。
ぜひ、来年に期待したいところ。

POLYPLOID

No.4  ミニタリーパンツ

これは個人的に、割とトレンド感が強い気がしています。昨年やこれまでも、ベイカーパンツを中心に定番アイテムとしてミリタリーパンツを提案しているブランド(INTÉRIM や UNIVERSAL PRODUCTS など)はありましたが、今季は定番に捕らわれず、幅広くミリタリーパンツの提案がありました。その中でも特に、カーゴパンツやスノーパンツに注目したいところ。古着ブームやカジュアルトレンドの流れから、ミリタリーパンツが注目されているのかもしれません。

Graphpaper

また、そのままそっくり復刻したようなミリタリーパンツだけでなく、+α でアクセント、機能性・デザイン性を追加したアイテムも注目したいところです。最近よく目にするのは、裾が絞れるようになっているアイテム。その他にも、テック素材の機能的なパンツにも注目していきたいところ。

Graphpaper

No.5  セットアップ

数年前からトレンドなので、ほとんど定番化し、定番に少しずつアクセントやそれぞれのブランドらしさを加えているような印象もあるセットアップ。ですが、今季もトレンドとしてピックアップさせて頂きます。セットアップは言わずもがな、説明も要らない程有名ですね。そんなセットアップは今季、カジュアル要素のあるアイテムを中心に展開された印象。ニット素材やフリース素材、スウェットなどが多く見られました。

Maison MIHARA YASUHIRO

その一方で、セットアップ定番のフォーマルスタイルも見られました。様々なファッション記事でも見かける、今季のキーワードはテーラリング。テーラリングは、仕立ての良い服を意味する語。トレンドに乗ってカジュアルもアリですが、拘りのあるフォーマルテイストなセットアップもおすすめです。

IRENISA

No.6  ミリタリーシャツ

ミリタリーパンツに引き続きと言う感じで、ミリタリーシャツもトレンドとしてピックアップ。ミリタリーシャツの方は、「完全復刻」と言うよりも、どちらかと言うと、ミリタリーテイストやデザインを取り入れたシャツ・ジャケットがトレンドインと言う印象です。

YOKE

よくみる形としては、両胸にビッグポケットと言うデザイン。男臭い、"がっつりミリタリーデザイン"みたいなモノよりも、中性的なデザイン、メンズライク的なミリタリーシャツが中心かも知れません。サイズは今らしさが反映されて、ジャストサイズよりも大きいオーバーサイズ。国内のハイブランドだけでなく、プチプラブランドまで展開しているので、注目です。

No.7  オールインワン

昨年頃から少しずつ見え始めたオールインワンは、今季も引き続き見受けられました。セットアップが定番化してきた流れもあるからか、新しい提案として、オールインワンのトレンドを期待しても良いかも知れません。低価格帯のブランドでは、あまり見ることはありませんが、ドメスティック(中・高価格帯)ブランドを中心に提案が多かった印象です。

YOKO SAKAMOTO

コーデをわざわざ上下選ぶ必要のないところが良いオールインワンですが、外出先では着脱しずらいのがオールインワンのストレス。そのため、オールインワンでは無くなってしまいますが、トレンドをストレスフリーで楽しみたいなら、視野を広げて、オールインワンテイストのセットアップもおすすめ。


次の記事は…

第一弾、アイテム編は今季のトレンドとして、7アイテムをピックアップしました。

第二弾は、カラー編。下記リンクから、是非チェックしてみて。
2022秋冬 ファッショントレンド解説 カラー編


それでは、また次の記事で。

画像引用元 :
画像は、FASHION PRESS より引用させて頂きました。
(下記、コレクショントップページリンク)
FASHION PRESS コレクショントップ



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