全部は選べない幸せ。
我が家の大人組の誕生日のケーキは「キルフェボン」。子供組は、本人のリクエストに応える。それが近年の定番だ。
自分で飾りつけをしたいらしく、子ども組のケーキは、ホームメイドのケーキ。生クリームがバカみたいにのったやつだ。
しかし子供組は気づいてしまった。大人組のキルフェボンのケーキ、うまくね?ってことを。
そんなわけで、今年の息子のリクエストはキルフェボン。でも、ホールじゃない。いつもの大人組と同じ形式で。
その形式とは、4人家族で6個買い、それを家で半分にカットして、それぞれ3種類の味を楽しむのだ。
いろんな味が楽しめるが、全部は制覇できない。この感じが、悩ましくて楽しい。結局、選ばなかった味は、一口味見させてもらったりして、「それも美味しいねー」「そっちにすればよかったかもー」などとワイワイするのだ。
そして、私は気づいている。これがどんなに幸せで貴重な時間か。そして、そんな時間は、もうそんなに長く続かないことを。
子どもの成長って速いものね、と涙腺が緩んだあなた、半分あっているけど、半分間違っている。
結局、1個半のケーキを食べているわけで、歳のせいか、もうそんなに食べられないのだ。無念。次回からは、4個買って、2種類選ぶ感じだな。
せつなすぎるし、本当どうでもいい話でございました。