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Shubhamのケーキ

◯これはインド現地採用から帰国し、2018年10月からメルカリに入った筆者が同じ時期に入社した外国籍エンジニア40人との日々を綴るマガジンです。


最近、多くのメディアから今回の外国籍エンジニア40人の採用について取材が来ているが、その記者の中には私の有料マガジンを読んでくれている人もいて「あの記事がよかった」とコメントをくれる人までいる。


ど、どうも(笑)ありがとうございます。


最近のエピソードと言えば、それはそれはたくさんあるのだが、Shubhamがインドのにんじんプリンを作ってきたことだろうか。

写真を見て分かると思うが


量多い


そして、


プリンに見えない


*一般的なプリンはこれだ。


今日の19時ころ、席で仕事をしているとAnukulが「Kayoさん、あっちで待ってるので来てください」と声をかけてきた。

んん、何事だ?と思ったら、Shubhamが手作りのにんじんプリンを作ってきて、皆に披露していたのだった。


タッパに入ったにんじんプリンはこんな感じ

日本人メンバー


「誰から食べる??」



Shubhamニコニコ、日本人ソワソワ


マネージャーの日本人の方がサクッと一口食べた。


「おお、、、確かに人参だ」



みんな、コメント頑張った笑



プリンの中にはシナモンのような香辛料が入っており、インドを彷彿させる味だった。あらゆる食べ物が、マサラで味付けされている。


ただ、ここで一つ、私がインドで食べたスイーツとは明らかに違う点があり、


それは「あまり甘くない」ということだ。


Shubhamは、インドのスイーツが日本と比べとても甘い、というエピソードを知っているため、今日食べてほしい日本人メンバーに合わせて、砂糖の量を調整して作ってきた。


「これだったら、皆さん美味しいですか?」と、習いたての日本語で話していた。


もちろん、なんだかんだ食べ続けていると、ブラックコーヒーが進んだのは、やっぱりちょっと、甘かったからなんだろう。


それでもやっぱり、日本人向けに作られていた。インドのスイーツは、本当に甘いから。


これはおばあちゃんに聞いたエピソードだが、甘いものを食べられるとは、とても贅沢なことなのだ。


昔の人は、チョコレートもケーキも、そんな高価なものは食べられなかった。

だからせめて、お祝い事では甘いものを食べて、贅沢をしようという考え方があり、スイーツなどは高級品の砂糖をふんだんに使い、その結果、とても甘くなっていたと聞いたことがある。


インドも、同じような背景があるのかな。


Shubhamは、日本に来てから自炊を始めたらしい。インドでは料理は作っていなかったという。


インドメンバーは各々好きな材料をインドから持ってきている。しばらく切れないように、例えばお米や、マサラや。


料理を作ってきてくれて、皆に振る舞うというのは、彼らなりのおもてなしだ。

まだ日本に来て1ヶ月なのに、本当にすごい。


異文化理解は、相手の輪に入ってみることから始めることが大事だ。料理はその第一歩かもしれない。

ちょっとドキッとするかもしれないけど、同じ食べ物を「美味しい」と言えたら、一気に仲良くなれる気がする。

彼らがどんなものを食べて、どんな会話をしているか、どんな背景で育ったか、

そのテンポは、彼らからもらう一口から、気づくことかもしれない。

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