愛は言語の壁を超えるのか / Does love go beyond language barriers? vol.052
◯これはインド現地採用から帰国し、2018年10月からIT企業に入った筆者が同じ時期に入社した外国籍エンジニア40人との日々を綴るマガジンです。
昨年入社してからというもの、私は徹底的に自分の周りを、仕事でもプライベートでも外国籍メンバーで囲まれるようにしている。
なぜなら、彼らのサポートが私の仕事だからだ。
エンジニアの技術的な話もそうだが、それ以外の職種の外国籍メンバーもいて、日本にいて起こるいろんなことを、なるべく彼ら目線で見れるように、日々過ごしている。
彼らが難しい日本語に挑戦するなら、私も今更ながら新しい言語始めてみようと思って、最近はヒンディー語、スペイン語を始めた。そしてこの後ドイツ語もやってみようかなと思ってる。
いまさら第3言語の文法を習うなんて面倒くさい。でも彼らとのコミュニケーションがモチベーションになって、面倒な文法も新しく覚えている。
「Kayoさん、ここに行ってみたいんだ」と言われたら必ず案内してあげてる(スノボとか、富士急のジェットコースターとかもともと嫌いなものは断ってるけど笑)
なぜなら全て、私がインドでPriyankaにしてもらって嬉しかったからだ。
そんなことをしているうちに、気づけば私の英語力も一気に伸びた。文法を精査すると多少違っているかもしれないが、だいたいのことはほぼ伝えられる。
そんな中、先日のパーティーで、外国籍の友達と「違う国籍間で男女が付き合うのはありかどうか」という議論が始まった。
私自身この課題に何度かぶち当たり、結論としては「No」という答えを持っていた。
私はインドにいたとき、インド人に囲まれる中で「彼氏はやっぱり日本人がいい」と強く望んで帰国した。
なぜなら、英語のスキルがそこまで高くなかったことと、違う者同士いることにストレスを感じていたからだ。
でも今となっては、英語が皆との共通言語になり、彼らとの時間を長く過ごすうちに、あんまり国籍というのは関係ないなという感覚になってきた。
「インドと日本」という1対1の関係ではなく、ブラジル、US、UK、中国など、色んな国が混ざっている環境にいるため、もともとお互い異なったバックグラウンドを持つことが強い共通認識となっている。良いも悪いもなく、フラットな気持ちになるからだ。例として、私の同僚のTuttiも、ブラジル出身だが、彼氏はアメリカ人だ。
環境が一定レベルにまで来ると、国籍は気にならなくなる。インドにいた当時の私は「日本人がいい」と答えていたけど、確かに今なら、どっちでもいい。
そんな中、インド人エンジニアのメンバーは面白いことを言った。
「僕は、やっぱりインド人の彼女が良い。
僕の場合、家族が英語が話せないんだ。
インドでは家族間の間柄はとても大事だから、やっぱりインドの女性が良い。
本当は日本人の彼女がほしいけど(上記の理由で)将来的にいっしょになることはないから、僕はここで彼女は作らない。」
日本にまで来て働く、いわゆる国際派のインド人エンジニアですら、そこはドメスティックなんだなと思った。
さて、ここからはオフレコの話として皆に伝えたい。
外国籍の恋人を作ること、多くの日本人にとってはハードルが高いかもしれない。
でも一度、このハードルを越えてみたら、そこに待っているのは
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