東京オリンピック2020開会式備忘録


私的全体的感想は、こじんまりとしたちょい残念な開会式。時間なし、低予算、密回避という制限では仕方なしか。まず、最初の演出テーマはコロナ。ほとんどの開会式では、歴史的な物語をするのに、斬新な切り口と感心したが、苦悩ばかりを表現していていと暗し。で、MISIAの国歌、間違いなし。今の日本でこの人以外考えられない。森山未来のコンテンポラリーダンスは難し過ぎてようわからん。で、江戸のタップダンス。提灯が少な過ぎてしょぼ過ぎないか。もっと大人数のシンクロタップで、浅草の大提灯やねぶた等大きなものが使えれば楽しく迫力ある見事なものになったのに、時間予算なし密回避でシャー無しか。何故、真矢みき?入場行進にゲーム音楽を使用したのはNice Idea。各国のネームプレートが微妙に安っちい。珍しく、今回私的ベストドレッサー国が見当たらない。日本の衣装が今までに比べたらまだましだけど、まだ不満。勝手に感動してたのは、閉会式のようなラフな感じでグチャグチャに日本人団が歩いていること。ちょっと前までの軍隊的行進からこんなに開放され伸び伸び楽しんでいる日本人を見て感慨無量。テレビクルーの寸劇の意味不明。箱の並び演技、普通。ドローンの演出は技術の凄さに圧巻。5大陸のイマジンは日本の開会式でなくてもいい。歌手も超メジャーでもなく、インパクトなし。橋本さんの開会式の言葉は渡されたものを読んでいるだけかもしれないが心が通っている。普通だったら苦労の末の開幕で号泣しながら読むだろう。実際は彼女は何もできないことがわかってても、どんなことが起こっても最後まで逃げなかった姿勢が私的高評価。バッハ会長は、いたいけなアジア人に不平等条約を無理やり締結させる、黒船で乗り込んできた怪しい悪徳外国商人にしか私にはもはや見えない。(大河の見過ぎです)が~まるちょばのピクトグラムは、面白いし、凄すぎると感心はしたが、これってテレビ向けであんな広い会場でする演技でないよね。まぁ、会場の6万人よりテレビの数十億対象という考えか。今、競技でピクトグラムが少しでも写ると、どーも、が~まるちょばの演技を彷彿して笑うところでないのに笑える。出た!歌舞伎、でも、ジャズピアノと意外によくあっていた。でも、これもあのスケールの会場でする出し物かな。長島さん王さんはちょい感動したけど、最終点火者が大坂なおみはサプライズ感なし。劇団ひとりの見事な演技は、よくあるハリウッドで描かれる伝統的日本人ぽくて世界にわかりやすかったのでは。もっと大きな空間の使い方熟知の演劇系の演出家やドーム公演演出家に携わってもらえたらよかったのにね。関係者にいたかもしれないが。そういえばパプリカはどこいった?サザンが「東京ビクトリー」を歌ったらサプライズで私的に感動したけどな。返す返すも残念だけど、こんな状態では仕方なしか。異常事態の中、関係者の皆様本当にご苦労様でしたという感想でした。

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