映画「パラサイト半地下の家族」

今更ですが「パラサイト」。いゃ〜ブラボー。アカデミー賞受賞納得です。ゴリゴリの社会派ですが、エンターテイメント性豊か。読めない、ハラハラする、ダイナミックな展開が一番魅力的でした。格差社会の下層民の怒り、やるせ無さ、惨めさ、悲しさ、悔しさ、力強さ、そして情が溢れ出ていました。主演の青年役、その妹役、その母役、そしてお金持ちの奥様役の人達の演技が印象的。妹役の女性が、洪水の家の中、汚水が溢れ出る便器の上で煙草を吸うシーンが崇高なアートに見えました。映画は、どのシーンもアートになるような絵作りをしていることにいつも関心します。日本人がダイナミックなことをやると何故かどうしても重くなりがちですが、韓国人は、とても鮮やかに軽やかにダイナミックなことをやるのが得意だなと感じます。今度は、日本人の得意なことで、日本人もアカデミー賞取って欲しいな。と他人任せにせず私も考えます。笑。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?