ドキュメンタリー番組
最近気づけば一般の人のドキュメンタリー番組をよく観ている。しかし、演出によってこんなに見え方が変わるのかとその不思議に感心。
「家、ついて行ってイイですか?」(テレビ東京)
スタッフが声をかける時間がほぼ人が酔っ払っている時間。そんなご機嫌な人の家について行き話を聞いていくと、壮絶な過去や厳しい現実と対峙している人生が明るい口調で浮かび上がる。スタッフやMCの明るいいじりのせいでもあるが、その人自身のあっけらかんとした姿がそれでも前向きに生きていく軽やかで力強い姿を映し出し、元気をもらえる。
「ドキュメント72hours」(NHK)
ある場所にある時に集まっている人々が背負っている人生が垣間見れる。想像もつかない様々な思いや大きな背景を抱えて、一瞬その場に現れる。しかし、「家、ついて〜」などのようにその人の生活にどっぷり入っていかず、その一瞬しか触れ合わないので、一瞬だけ大きな物語を見せられるが、すぐに消え去るので、後味がとてもさらっとしている、都会的で、客観的な番組。
「ザ・ノンフィクション」(フジテレビ)
「ザ・ノンフィクション」の沼にハマってしまった。まぁ泥臭い番組。人の汚い、弱い、ずるい、エグいところも、何も料理せず、そんまんま目の前に出される。初めはあまりの救いのなさに、えげつなさを感じて敬遠していたが、そうです、臭いものは中毒になるのです。今週は1000回記念前半、来週は後半らしい。26年も前から続いているそうだが、時を経て制作方針がかなり変化してきているのも興味深い。なぜ関西で放送していないのか不思議。
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