「私が合格しなかったら、先生は見る目ないと思う」と研究室面接時に言ってしまった。(研究室配属事件簿)
1年生の頃から入りたかった研究室があった。
12月4日の研究室説明会。新しい研究室が出来るらしい。5分間の紹介を聞いた。名前も教えてくれず、研究内容もよく分からないけどドラえもんらしい。
「情報少なすぎるでしょwwwww意味わからない。」
でも何でかわからないけど、めちゃ心がワクワクした。結論としては私はこの謎な研究室を第一志望にした。しかも一番人気な研究室なのに第一志望としてチャレンジしてしまった。
名前も専門分野も分からぬ教員到来。面白そうな人だったので、1日でtwitterとfacebookアカウント特定。
学生側は研究室説明会で衝撃的な事実を知る。新しい研究室が出来るらしい。
ちょっとの興味を持って5分間のプレゼンを聞く。聞いた後の感想としては
「ドラえもんを作りたいらしいけど、え??結局名前は何???」
私が話を聞いていなかった訳ではない。
与えてくれた情報が少なさすぎた。配布された資料も片面1枚だったと思う。研究室の質問対応をするline botのアカウントしか教えてくれなかった。
でもドラえもんという単語でどの研究室よりワクワクしたため、ダメ元で教員のtwitterを特定してみる事にした。
一発で名前を特定したwwwwwww
twitterで名前を検索したら、本名でtwitterを行なっていたのですぐに特定した。たぶん学科で第一発見者は私、
先生めちゃおもしろそうじゃん。(ツイートを全部辿って見た)
ワクワクを信じていきているので、この時にはほぼ大澤研を第一志望にしていたと思う。
人気な研究室になりそうな気配がしたため、情報科内で非公式の気になるゼミアンケートを行なった。人気だった。
私は特に何かが出来る訳ではない。だからとりあえず思い立った事はすぐやろう。皆んなと違う事をやる、覚えてもらう努力はすると決めた。
質疑対応・宣伝用のLINE botに膨大な自己アピール文を送る。
公式line botなものの、質問も受け付けていたため先生が見ている可能性があると思った。
この研究室は間違いなく人気になると感じたため、ひとまず覚えてもらうために自己アピールを思いつくたびに送る事にした。
「知ってもらおう大作戦」
全てちゃんと見てもらえるとは限らないと思ったので、一個の長所と根拠を細切れに送った。
30回くらいメッセージを送った。いやそれ以上かも。
人によってはうっとおしいと思うほどに送った。ただ熱意に従って、嫌われる恐怖を抱きながら送りまくった。個人的に作成したwebサイトも自己アピールした。(line botだから既読だけつく。ドキドキがとまらなかった。
一方的に認知してから一日。twitterでランチに誘う。
研究室での研究内容はよくわからないけど、先生がすごい人なのはtwitterから分かった。
もっと話を聞きたい。「あ!ラフに話を聞くためにはランチだ!」善は急げと聞くのでダメ元でランチに誘った。
この研究室に入れなくても、私自身を覚えてもらえたらいい事があると思ったから。
そもそもランチを誘う発想が出たのは、twitter上のスタートアップ界隈やインターン先のスタートアップが「きになる人とは即ランチ」という文化を目の当たりにしたからだ。
ランチのお誘いはOKがもらえたため、この研究室が気になる友人とお話を聞きに言った。
このランチ時になんと「ラインをとても送ってくれた~~さん?全部見たよ」と言ってもらえた。line botの件を聞いたらポジティブに受け止めてもらえていたっぽい。
進捗ゼロで自己推薦プレゼンのアポを取る。作成猶予が1日。
研究室の選抜方法は面接と聞いた。
このゼミは間違いなく人気爆発する。面接日だけで自分を表せきれないかもしれない。「待つのではなく、こっちから売出しに行こう!」という事で、自己推薦プレゼンをしようと思った。
そもそも教員がめちゃプレゼンが上手く、相手の得意分野で挑むのは自殺行為すぎるとは思ったが、下手だとしてもせめて印象に残ると考えた。
下手だった場合、面接までに成長すれば伸び代をアピール出来ると思った。
だからプレゼンスライドを3個ほどしか作成した事ないのに、進捗がゼロなのに、自己推薦プレゼンのアポを1ヶ月後に取ろうとした。
そしたらびっくり。忙しい人だとは感じていたが、1ヶ月後は空いていないらしい。
そしてさらにびっくり
先生「明日っていけます?流石にきついか」
私「🤪」
本当にこの顔になったよ。
先生側からツイッターのフォローを返されていたから「自己推薦スライドつくりたい!まだ何も手をつけていないけど!!」と進捗ゼロアピールをして知っている可能性が高いからだ。
でも逆に1日で形にできたら熱意はアピール出来ると思った。そのため「いける!!」と答えた。
自己分析も対して行なっておらず、スライドの進捗もゼロ。
徹夜した。
補足だが私は滅多に徹夜しない。というか一日10時間は寝る。でもあの時はワクワクしていたから眠くなかった。気持ちのまま突っ走った。
布団の中でパソコンを開いて、夜な夜なカタカタと音を鳴らしていた。
結果としては自己分析するためにマインドツリーの作成、スライドも一応形にできた。
入りたい気持ちは伝えられたと思う。
プレゼンの結果は最後まで聞いてもらえなかったが、途中でめちゃアドバイスをもらった。正直とてつもなく勉強になった。
画像500枚でミニドラのモザイクアート作成。
毎日がもうソワソワしてたまらなかった。2年間も滞在する研究室をきめるんだもの。だから毎日出来る事を考えた。いやもうドラえもんの事しか考えられなくなっていた。
私が入りたかった研究室はミニドラを作成しているのだけど、なんと!!!ミニドラの誕生日を前日に知った。だからミニドラを祝うためにモザイクアートを作った。
半徹夜で作った。
ただ作った訳ではない。実は先生の作成しているミニドラロボットの写真を入れている。気づいてもらいやすいように少し荒い粒度で作成した。
先生にリツイートしてもらえたから大成功。
ちなみにCSSでもドラえもんを作成した。気づいたらずっとドラえもんの事を考えていたので思いついたと思う。
先生の周りの人にも名前を覚えてもらう
何回か共同研究者のような人と会う機会があった。
恋愛で「周りから固めていけ」 という言葉があったため、名前だけでも覚えてもらおうと思った。
面接でもその人たちがいるかもしれない。共同研究者経由で私の良い話が届くかもしれない。この研究室に入れなかったとしても、この出会いを大切にしたい。
という事で、名刺を渡して、何人かはFacebookを交換した。
面接時「私が合格しなかったら、先生は見る目ないと思う」
自信がある人は魅力的に見えると思う。そのため研究室面接の日に、最高な精神状態でいけるように調整した。
twitterで気になるアカウントはミュートして、不安になった際には両親に「大丈夫」と言ってもらった。
おかげさまで人生で一番極上な精神状態で挑んだ。
精神状態がいい事もあり、怖いほどに褒められた記憶しかないが、色々な質問に自信を持って答えられた。
そして問題の発言。面接の後半。
先生「正直受かったと思う?」
私「(うぁああああ。いやいやいやいや分からんが、めちゃ頑張れたし、この研究室に向いていると思っているから)私が合格しなかったら、先生は見る目ないと思う~~~」(緊張しすぎて語尾を覚えていないのだけど、見る目ないと思うくらいい精神状態で来たと言った気がする)
帰宅後、
「褒められる面接 合格」
「褒められる面接 不合格」
「正直受かったと思う? 面接」
怖いほど褒められたのと、意図が読めない質問をされたから、検索履歴も私の精神状態も悲惨だった。
しかも倍率がめちゃ高かったたため、面接後はかなりメンヘラ化しながら合格発表まで待った。
結果として第一志望が通った!よかった!ドラえもんがトラウマにならなくてよかった。めちゃ頑張ったので、通ったと聞いて涙した。
全て勇気だけで走り抜けた事件ばかりだった。後悔がないほどに頑張れたから自分を嫌いにならずに済んだ。思い立ったらすぐ行動出来た自分を褒めたい。研究室配属を通して、めちゃ良い経験ができた。
今後さらに力を蓄えていきつよつよになります。よろしくお願いいたします。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
研究室のツイッターアカウントを宣伝させていただきます。(1日で情報科のどの研究室のツイッターアカウントのフォロワー数を超えてたよ。なんか面白い匂いがするでしょ?フォローしとこ?☺️)
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