【WEEK5】アートの本質。コミュニケーションの本質。
6月から7月へを橋渡しの一週間。
相変わらず、北海道は涼しい。昼間は暑くて半袖でも、朝夕の体感温度は本州の4月初旬ぐらいの時も。
気温によって、人の心の温度も変わる。
1日の間の変化が激しいからか、心の感度も自ずと高まる。
そんなところも、北海道を好きな理由のひとつだ。
そんな今週は、話題の中心はアートにまつわるあれこと。もっと詳しく言うと、コミュニケーションの本質について。
WEEK5
日時:6月28日(水)ー7月4日(火)
滞在先のアートスタジオは小さな山の上に位置している。夕暮れ時、美しい夕日を眺められる丘がある。そこで、滞在アーティストの皆と、晴れの日に太陽が水平線にかき消されるまで眺めるのが日課となっている。そこで現在ムードメーカーを努めているのがアダムだ。
彼は二週間ぐらい前に来た、カリフォルニア在住の写真家だ。普段は大学で教鞭を取っているらしい。そのせいもあってか、皆に質問をしたり、話題を提供するのが上手。
先日は、夕日を見ながらこんな問いを皆に投げかけてくれた、
「みんなが最も心に残っているアーティストとしての体験は何か?」と。
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