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放置竹林をつかって、他の可能性を思考してみた2024年の話(BambooRoll国産化への道のりの、その先)
BambooRollの国産化ができないかと動き始めたのは2022年(その経緯とここまでのことは、このマガジンに)。活動をしていくうちにトイレットペーパーの生産のことがいろいろとわかってきて、2023年の途中ぐらいから、トイレットペーパーと並行して他の製品の模索もはじめた。
たとえば、コーヒーフィルター。日本では根強くドリップ派の人がいる。衛生面と味の問題などから、どうしても紙がいい、という人が存在している。
または、クリアファイル。プラスチックの代用製品として、竹の紙でつくれはしないだろうか。
いろいろなアイデアを出しては実現できるかその可能性を、さまざまな方にお世話になりながら探り続けた。
一方で、竹の産地とのつながりも増えていった。なぜならトイレットペーパーをつくるとなると、たくさんの産地から伐採してもらって集めなければならないことが想定できたから、自らコンタクトしたところもあれば、竹つながりで、繋がりにきてくださった方もいた。伐採後の行き先に困っている産地は多く、私たちとしてもそのつながりはありがたかった。
「放置竹林を暮らしの中に戻そう!」コラボプロダクトの発表
そんな流れから日本全国の放置竹林の産地とまずは何かできないか?と「&BambooRoll」というコラボレーションをスタートさせた。いくつかプロダクトも販売している。
鎌倉竹部さんとはトイレットペーパーをティッシュとして使える籠を、アトリエデフさんとは消臭キットを企画してみた。
トイレットペーパーがとても難しいことは前回の記事で書いたが、このようなコラボプロダクトをつくりながらも、日本の竹を紙にするところへの挑戦も諦められず、、、何をつくろうか?と模索した時に、ビジネスシーンでも、プライベートでもなかなかなくならない、家にもオフィスにも存在するものを見つけたのだ。
これについては2025年になってから発表できたらと思っている(続く)。