【若い力と地域、自社の強みを考える】
〜マイルストーン 1 〜
7月7日、七夕の日。
銀行からの帰り道、夫と地域のレストランでランチをした。
(写真:Kitchen&BarSABOさんの デザート4種の盛り合わせ)
おそらく、2人で外食というのは半年ぶりではないかと思う。
平日の12時、店内は女性客を中心に賑わっていてほぼ満席である。
たいへんな人気店らしい。
予約をしていなかったのだが、残り1席ありラッキーだった。
感じの良いスタッフさんのおもてなしにリラックスしながら、
新鮮お野菜のたっぷりサラダや、個性ある美味しさの前菜、手作りで美味しいピザやパスタメニューを堪能した。
お店のオーナーは、先月「ぷれじーる」に泊まりにきてくれた方で、
今回はそのお礼も兼ねてのランチタイムの訪問だった。
オーナーの人柄に惹かれて
自分たちがお客となってお店に足を運ぶと、色々な気づきがあって勉強になる。
今回は、人からの紹介でもなく、雑誌を見たわけでもなく、
ただお店のオーナーご本人が先日宿(ぷれじーる)に来てくれた!という嬉しさから、そのお人柄に惹かれてお店に行ってみようという動機だったので、もちろん食事目的もありつつ、会いたい人に会いにいく。という感覚での訪問だった。
人口5万人の地方の街中で、最寄りの駅からも近くはない。
メイン通りに面した立地でもないそのお店は、
びっくりするほど、次から次へとお客様がやってくる。
満席を告げると同時に、デリバリーもあることやディナータイムのご案内など、
スタッフさんのお客様への配慮や声かけも素晴らしく丁寧だ。
何と言っても、お店に活気がある。
そして、全ての料理が丁寧に作られていて、とっても美味しい!
(このマガジンとは別に、お店のことをきちんとnoteに書きたいくらいだ。)
お店の顔という言葉がある。
正直なことを言うと、これまで夫も私もホームページやメニュー、その他SNSなどに自分達の顔写真を出すのは好きではなかった。(ちゃんと言う!嫌いだった!)
何だか気恥ずかしいし、こんな顔を出してもねえ・・と言う素人判断で、過去にアドバイスを何度か受けたにもかかわらず、拒んで来たのだった。
今回、ご縁をいただいた方が経営されるお店に伺って気がついたこと。
私たちは、まずオーナーの顔を見て、ほっとして嬉しくなったと言うこと。
なーんだ、そんなことか。と思われるかもしれないが、
知人を訪ねてお店に行くと言うことが久しぶりだったこともあって、
それはとても新鮮な「感覚」だった。
次に、オーナーの若々しい働きっぷりを感じて、
ああ、私たちも開業した20代の頃は、本当に体力もあって、
毎日やんちゃに突き進んで、若かったなあ・・
と思ったことが、妙に驚きだった。
まだ、昔を懐かしがるような歳じゃないだろ!と喝を入れたくなるが、
実際には、夫も私も同じようなことを考えていたのが、話していてわかった。
若さは強さだ。
それと同時に、まだまだだけど、それなりに歳や経験を重ねることも、
またこれはこれで強みなのかもしれない。
そうだ。うちにも若い人達がいるではないか。
3人の息子達である。
探究学習と実践の場をつくり、新しいプロジェクトを生み出す。
ランチを味わいながら、お店の掲示板やQRコードの表示に新しい気づきをいただく。お店の若いスタッフさん達によるデジタルマーケティングに、様々な工夫と日々の努力があることを肌で感じた体験だった。
私たちは、さっそく宿のスタッフや、我が家の3人の息子たちに協力を仰ぐことにした。
2017年、宿のデジタルマーケテイングに手を入れたのは、当時まだ高校生だった長男である。おそらく、そこでの土台があったからこそ、近年のリピーター様による宿泊利用も増加していて、諸々の実績が数字として出ていたのだと思っている。
今は、私たちにとって、更なる「緊急事態」=「チャンス」の時である。
昨年は休校が長引き、中学生、高校生の最終学年を、長期自宅で過ごした二男と三男は、休み中にクラウドを活用して宿の顧客名簿を整理したり、常連様へお便りを書く宛名書きを手伝ったり、新規メニュー開発や動画編集など、よく働いてくれた。
しかしそれは、
「これとこれをお願いしたい。」と言う私たちからの指示やお願いで協力を得ることであり、今思えば、何かを一緒に創ると言うスタンスではなかったように思う。
今回は、である。
独立して社会人となった長男と、それぞれ大学生、高校生となった3兄弟、
彼らには、新規事業を生み出す仲間、チームとして一緒に取り組んでもらいたいと、そう考えてスタートすることにした。
地域の若い力や土地の強み、最新技術が組み合わされば、
新しい未来が描けるのではないだろうか。
顔を出せ! 若者と共働せよ! 地域の強みを生かせ!
マイルストーン1には、
顔を出せ! 若者と共働せよ! 地域の強みを生かせ!
と書いてある。
そこで、まず実践したことは、
・フューチャーマッピングを描く
・3人の息子たちも含めたマーケティングチームを作る。
・オーナーや、私の顔写真入りで、「おすすめプラン」を表示。
(お客様へのメッセージにも顔写真を追加。)
・峰の原高原や須坂市、長野県という地域の魅力再発見。
・新成長事業につながるような日常の突破口を見つけるための更なる棚卸し。
以上の5点である。
本の第1章の、ほんのひと項目であるマイルストーン1に、
これだけのやるべきことが詰まっているとは、この先が楽しみで仕方ない。
まずは、デジタルマーケティングの一部として、プレゼンテーションを兼ねた遊び感覚でのSNS の活用を。
という身近なところからスタート。
インスタグラム、YouTubeチャンネル、フェイスブック、公式LINEなどを、
きちんと運用する仕組みづくりから整えた。
これまでバラバラと手をつけてはいたものの、一貫性がなかったり、
継続性がなかったりといったものたちを、まとめて管理、可視化したのだ。
ブログやホームページなどの手入れも、この後の課題となってくると思うが、
とにかく今すぐにできることから!
まずは7月末までに、
インスタのフォロアー1000人、
ぷれじーるYouTubeチャンネル登録100人、
これを目標値とした。
(実際のビジネス運用にしたら小さな目標だけれど、まずはここからスタートという話し合いの結果から。)
最近は、大きな目標=10倍目標という言葉をよく耳にするから、ここはそれぞれ10倍にしたら・・
という思いもなくはないが、期限を決めてのスモールステップもありかということで、まずはスタートした。
今日、こうしてnoteを書いている間に、インスタグラムがアップされていた。
若者の力と共に新しい扉を開くことは、明るい未来への架け橋だと強く思う。
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