育ち盛りのハーブを摘む 2日目/あと29日
とあるコミュニティ内で、初のクラウドファンディングに挑戦中。
本日は、25.89%の達成。まずは状況をお伝えします。
このあとどうなる??
素材のひとつはお庭のハーブたち
ぷれじーるの夕食や朝食の料理に、ハーブを使ったものも多く登場します。
フレッシュな花や葉を使うこともあれば、乾燥させて使うものもあります。
肉や魚に合わせて、より豊かな味わいや香りを引き出したり、栄養や身体への気づかいから、よりよい料理となるように効果を得られると言われる方法を試したり。
雪の下で、とてもとても寒い冬を過ごしてきたハーブたちは、植物の強さや優しさを教えてくれます。峰の原高原の冬は、最も寒い時期ですとマイナス20度を下回る日も珍しくはありません。過去には、マイナス30度近くを記録したこともあるんです。
雪解けの4月から、少しずつ暖かくなってきて5月に春を迎えると、ハーブたちは一気に土から顔を出します。そして、爽やかな初夏、6月下旬から7月にかけてのびのび育ち、今の時期、7月末には勢力的に枝葉を増やして繁ってきます。
このハーブ、色々な種類があって、それぞれに香りや効能も異なるので奥が深いです。用途も様々で、お庭に宝の山があると言っても言い過ぎではないなって感じています。
料理やお菓子にも使うために準備を進めています。
これまでは、ハーブを摘み取って日陰干しして保存していました。しかし、この場合、中には虫が寄ってきたり、風で舞い上がった目には見えないくらいの細かい土の粒子がついたりしてしまうことも心配されます。
そこで、今回、持続化補助金の事業の採択していただいたおかげで、野菜やハーブを安心安全に乾燥させる専用機器を導入しました。
この機器を使って、丁寧に乾燥をしていくことで、品質のよりドライハーブや、ドライフルーツが作れるようになりました。
今の時期は、丁寧にハーブを摘み取り、汚れや余分なものを取り除いて、乾燥する作業を進めています。
細かく砕いたナッツやハーブを何種類も加えて作った「特製の調味料」に良質の塩を加えたものは、日々大活躍しています。地鶏のソテーや自家製ベーコンに使ったり、ポテトサラダにまぜたり、ドレッシングを作ったり、フランスパンを薄く切って焼いて、その上にふりかけてブルスケッタにしたり・・
そうして宿で料理に使ってお出ししたり、お客様に少しお分けしているうちに、このハーブ塩を購入したい。というお声をいただくようになりました。
昨年2020年の感染症対策での自粛期間中のことです。
自宅で過ごされる常連様のことを思いながら、
毎日の料理、作る人もメニューに悩まないかなあ・・
信州の空気感を届けられたらいいなあ・・
とスタッフで話しをしていました。
そこで、まずは常連様の一部の方に、爽やかな高原の写真の絵葉書と一緒に、いつも使っているハーブ塩をプレゼントしたところ、ものすごく喜ばれたんです。
パスタにふりかけたら美味しかった!
煮込み料理に入れたら、味わい深くなった!
パン焼き器の生地に仕込んだら、最高のパンが焼けた!
などといったお言葉が届いたのです。
そこで、今回、皆様に喜んでいただきたい。という思いから、
クラウドファンディングのお礼に、このハーブ塩を加えました。
天気の様子をみながら、植物と話をしながら
台風が近づいているという情報をみながら、
そして刻一刻と変化する高原の天気をよみながら、
今日のハーブつみを行っています。
自然相手のハーブ摘みは、無理はせず、楽しく行うこと。とモットーにしています。来年のことも考えて、植物と話をしながら作業を進めることがたいせつだなと思っています。「植物と話をする」というと、びっくりされる方もあるのですが、
やっぱり植物も生きていますから、話せば通じることもあるんですよ。(笑)
丁寧に乾燥させて、ハーブ塩やクッキーとなって皆様にお届けできる日を楽しみに、スタッフ一同、心と気を込めながら手を動かしています。