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2023/01/11 天正遣欧少年使節
水曜日 晴れ
Amazonプライムビデオで『MAGI 天正遣欧少年使節』を見た。
ひと月ほど前に見始めて、あまりに苦しいシーンに息が詰まって進まなかったのだけど、やっと本編10本を見終えた。
最後の2回分が圧巻で、そのためだけに全編見る価値がある。
作り話ではないのだ、ということばかりが気になった。
見たきっかけは、最近読んだ本や聞いたポッドキャストなど、あちこちで天正少年遣欧使節を見聞きして、ほとんど知らなかったところへ、このドラマの存在を知ったこと。
それまでは名前を知っている程度で、遣隋使の少年版ヨーロッパ版ね、ぐらいの認識しかなかった。
これは、どこまでが史実なのだろうか。
時系列は確かだろうけれど、少年の微妙な心理や仲間うちのいきさつ、そんなことまでは史料があるとは思えず、原作者の想像なのかな。
音楽は大友良英さん、ところどころ聞こえる1、2種類の楽器の旋律が美しい。
最後のクレジットによると低音の擦弦楽器は平尾雅子さんのヴィオラ・ダ・ガンバのようだ。
撥弦楽器はリュート、ウード、ギターとあり、ギターは大友さんの演奏のようだけど、どれがどれやら…?
それから少年たちはじめ登場人物の服装に目を奪われる。
たくさんのボタンや繊細な飾りのついたジャケットとか、ヒダの奥が配色になっているかぼちゃパンツとか、チョコレートのパッケージのような不思議な形の帽子とか、バンドカラーの開きが広めなところにヒモが蝶結びされたシャツとか、これも時代考証の賜物なのだろうか。
音楽では、このドラマよりもずっと前のこのアルバムを思い出し、聴いてみたり。
ドラマのサントラとは雰囲気が違うけど、時代からいうとこんな感じなのかな?