ティン・ホイッスルことはじめ6

チューニングが高すぎる問題は「ケルトの笛やさん」のホイッスルのチューニングについてのページで解決した。頭部管と管体の接着をお湯ではずして、チューニングができるようにする、というもの。
なかなか外れなくて難儀するも、なんとかA=440Hzあたりに落ち着く。
あたり、とあいまいなのは吹き方によってだいぶ音程が上下するので、だいたい。
ド♮が高いのは押さえる穴を増やすことで対応できるらしいが、今は基本の運指を覚えるのにせいいっぱいなので、気にしないことにする。
私の買ったような量産品よりもお値段の張る手作り品のほうが音程が優れている、ともあるが、これも今は気にしないことにする。
形から入るタイプの人には許せないことなのだろうけど。

それより練習、練習。

3月19日
チューニングの問題が解決したら、なんとなく音が良くなったみたいな…
単に少し低くなって低音フェチな耳にやさしくなっただけか?

『サリーガーデン』はなんとか形になってきた。
高いところのスラー問題。
チェロの指使いを思い出して、できるだけすばやく指を入れ替える、右手の小指を効果的に使う、を意識してみるとちょっと良くなる。
が、こんどはスラーを切るのを忘れて、どこまでもつなげてしまう。
息継ぎも忘れてしまい、酸欠状態。
息継ぎ、そう、これがまた大問題。
チェロにはないもんな、こればかりは。

『ダニーボーイ』、今頃気づいたけど、これはYou Raise Me Upですね。
ケルティック・ウーマンや薬師丸ひろ子の。

上のパートは終わりあたりのオクターブ高いシーララソミソが苦手。
これでもか、というほど強く吹かないとまともな高さにならない。
これはこういうものか、それとも、なにかコツがあるのか?
こういう時に独学の限界を感じるんだな。
とか言いながらもう少し頑張れば上のパートはなんとかなりそう。
めざせ、ひとりデュエット!!

3月20日
今日はチェロばかり弾いていて、ティン・ホイッスルは少しだけ。
ティン・ホイッスルの曲集をチェロで弾いてみたら、やっぱり低音が落ち着くな、と思ってしまう。
思いついてチェロもA=442Hzから440Hzに変えてみたら、気のせいか弾きやすい。
少しだけど、弦のテンションが下がったので押さえやすくなった?
合奏するわけでなし、これでもいいのか? うーん?
音叉が442のしか持っていないのは困るけど。

『サリーガーデン』はレパートリー1号として認定。
毎日音階のあとに一度は吹くことにする。

『ダニーボーイ』は通して吹くことがなんとかできた。
ここで油断してはならない、細部の詰め、暗譜、大切なのが曲想。
上のパートでそれができたら、下のパートもやろう。
とか言いながら、ちょっとだけ吹いてみる。
初見でスラスラ、とはもちろんいかないけど、手も足も出ないということはなく、適切な難易度ということですね。

楽器の練習は、少しずつ少しずつ進歩していくのを実感できる初歩の間はほんとに楽しい。
そのうち停滞するんだけどね。
でも、そこのところを倦まずたゆまず練習するうちに、ある日突然できた、という幸せが今度はあるということを経験的に知っている。