2023/01/08 ニューイヤーコンサート
日曜日 くもりのち晴れ
少しだけ日が長くなった。
午前、視覚障害者パソコン勉強会。
久しぶりにお会いする顔があり、聞くと4年半ぶりほどだった。
相談ごとの他に短い時間で近況など聞く。
それぞれの条件で、それぞれに頑張ったり困ったり工夫したりしている話を聞くと、負けていられないなと思えてくる。
午後、オーケストラアンサンブル金沢のニューイヤーコンサートへ。
チェリストの宮田大さんの、チャイコフスキーのロココ風の主題による変奏曲がお目当てだったけど、どれも良かった。
最初の、はじめて聴くリゲティは、現代音楽…と身構えていたが、心配無用、新しモノ好きでお茶目なおじさん、でも古いものも大切に引き出しにしまっていて見せてくれる、という印象。
軽々と踊るような指揮に、こちらもカラダが動くのを止めるのが難しかった。
あとでspotifyで探してまた聴いたり。
2曲めのチャイコフスキーで宮田大さん登場。
チェロってこんなにふっくらまあるい音がしたっけ？
テレビやネットで見る以上にニコニコと楽しげに楽器を歌わせる宮田さんの様子に、この時間が終わらなければいいと思う。
休憩を挟んでベートーヴェンの8番。
オーケストラの本領発揮、渾身の演奏だった。
指揮の川瀬さんはニューイヤーらしくない曲ばかり、とおっしゃっていたが、この曲は明るい希望が謳われているように感じた。
やっぱり好きだな、ベートーヴェン。
なにより、オーケストラ編成を聞いたのは久しぶりすぎて前回がいつだったか思い出せない。
圧倒的な音の洪水を浴びる体験は室内楽とはまた別の楽しさと高揚感がある。
全部の細胞に音が行き渡ったかんじ。