セミナージプシーになっていませんか?
愛着障害について書いています。
10日目は、愛着障害の人は「癒やしと成長を求めてセミナーを転々とする」という事についてお話します。
カウンセリングやセラピー、ヒーリング、を転々としていても、なかなか改善しない人がいます。
一方、カウンセリングやセラピーが効いて元気になる人もいます。その違いは何か、というと愛着が関係しているようです。
愛着とは、人生で初めて出会う他者である、お母さんとの間に結ばれる絆のことです。生後半年から一歳半のあいだに、お母さんにギュッっ抱っこされることによって、子どもはこの世界に愛されて、受け入れられていることを確信するようになります。お母さんと世界はイコールだからです。
しかし、愛着形成が上手くいかなかった人は、自分と世界に対する基本的信頼感をもつことができません。
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愛着が比較的、安定した人は、カウンセリングやセラピーが効果をあげます。
しかし、愛着障害の人は時間をかけても、なかなか改善が難しい場合があります。
それは、カウンセリングやセラピーに、愛着という視点が欠けていたからです。
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愛着は、他者と信頼関係をむすび、人生を構築していく土台となるものです。
愛着障害の人は、人間の発達段階の初期で成長を止められてしまっているので、その後の人生にいろんな不具合がでます。
一粒の種に例えると、発芽したものの、栄養が足りなくて成長が止まっている状態です。
ですから、カウンセリングやセラピーでその後の人生の問題だけを解決しようとしても、良くはなり難いのです。
それから、これは知っておいた方がいいと思うことを、お話します。
さまざまな療法があります。どれくらい有るのでしょう。何百ってあるのでしょうか。
私も、カウンセリング、セラピー、ヒーリング、ボディセラピー、スピリチュアルを転々としました。その中で見つけた私のお気に入りの療法がいくつかあります。
しかし、私に合う療法が、誰にでも合うかどうか分からないし、誰かに効く療法が私にも効くとは限りません。また、クライアントが何を求めているか、にもよります。
それぞれの療法には守備範囲があります。例えば、トラウマ治療には効いても内的癒やしは得られない、とか、一時の癒やしに陶然となるが本質的な部分は迂回している、とか。つまり、どの療法にも得手不得手があるのです。
それは、スピリチュアルや自己啓発にも言えます。
一時の癒やし、一時の変化はもたらされますが、すぐ元に戻ってしまいます。
それはどうしてか。本質的な部分、つまり傷を迂回しているからです。
変わりたい。そう思って「私は世界一みんなから愛されている○○○○子です」とアファメーションを唱えても、変わらなかったのではありませんか?コンフォートゾーンから出ようと、ふだんらやない事をやろうとしても、なかなか一歩が出なかったのではありませんか?
変わろうとしても変らないのは、何故だと思いますか?
それは、今の自分を嫌っているからです。今の自分を受け入れないで、変わろうとしても、変わることはできません。
ここ、大切です!
今の自分を否定していたら、変わることはできないのです。
どうしたら、自分を好きになることができるでしょうか。
感情に気づくことです。埋もれている記憶につながって、そのとき言いたくても言えなかった感情を外に出してあげることです。
感情を抑え込んでいると、本来の自分からどんどんかけ離れていって、自尊感情が低下してきます。
傷つけられた怒り、悲しみを、無かったことにしないでください。
傷ついたあなたを救いにいきましょう。