ガンジーの志を継ぐ者たち
民衆に銃を向ける兵士たちの心に、非暴力を伝えていけるかどうかが、鍵!!
大きな力を発揮する非暴力
このNHKの番組では、ガンジーの非暴力思想が紹介されていました。トルストイからガンジーへ、そしてキング牧師、フィリピンのベニグノ・アキノ氏、ミャンマーのアウン・サン・スーチー氏へと受け継がれていく非暴力。非暴力に目覚めたときの民衆の力は、大きな効果を発揮します。
フィリピンでは、非暴力の修道女たちから花を受け取った兵士が、民衆側に寝返り、マルコス大統領は国外に脱出します。
非暴力の前提としての民衆教育
ところが、ミャンマーでは、丸腰の民衆に兵士が銃で発砲します。民衆に銃を向ける兵士たちの心に、非暴力を伝えていけるかどうかが、鍵のようです。
非暴力を成功に導くには、それまでに、人々が命の大切さ、暴力がもたらす悲惨について知っていなければなりません。そして、ひとりひとりの命を尊ぶ価値観・倫理観が国民に浸透し、兵士たちの間にも、その思いが培われている必要があるのです。
だからガンジーは「民主主義とは民衆教育」であると主張し、国民に非暴力の意義を語り続けたのです。