たまたま日本人
昨日は、クリスマスソプラノコンサートに行きました。
ピアニストは矢野裕美さん。
ロシア人のご主人のバラライカの演奏もありました。
https://church.ne.jp/yanahara/2023yanahara12gatu.pdf
「ロシアでクリスマスの時期になると、みんなが音楽を奏で楽しく踊っていた」と挨拶されピアニストの矢野さん。
短い挨拶の言葉でしたが、背後には万感の思いが溢れそうになっているのを感じました。
報道だけに接していると、ウクライナの人々が犠牲者で、ロシアは悪というイメージが染み付いてしまいそうになりますが、たまたまウクライナ人のAさんがいて、たまたまロシア人のBさんがいて、そしてたまたま日本人の私がいる。それだけのことです。そして、それぞれがこの地球で幸せに暮らしたいと思っているはずです。
さらに、たまたまイスラエル人のCさんがいて、たまたまパレスチナ人のDさんがいるのです。
みんな同じ人間ではないか、心に壁を作らないで、どんどん出会って、仲良くなりたいなと、バラライカの演奏を聞きながら、強く、強く、思わされました。
そして、もちろん、ソプラノの歌声も素晴らしく、心温まるクリスマスのひと時となりました。コンサートを企画してくださった全ての方々に感謝します。