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笑い話にするための挑戦記②

気づけばもう12月。今年も終わる。
そして、私たち夫婦の貯金も終わる。

先月書いた挑戦記から状況がどう変わったのか、自分の頭の中を整理するつもりで書いてみることにした。

まず、自分たちが運営している「フリースクール」を「IBASHO」というコンセプトにアップデートした。学校勤務時代、不登校支援が満足にできなかったこと、保護者が申し訳なさそうに謝る姿、不登校の子どもたちが学びの機会を失ってしまう現実…。

そんな積み重ねで「自分で学びの場をつくろう」とフリースクールを始めたのがきっかけだった。
ところが、実際に始めてみるといろんな現実にぶつかる。
①どうしても費用が高くなる
②気軽さが足りない
③サポートが子ども中心になりすぎる

今年も不登校児童生徒数が過去最多を更新した、というニュースを聞いて思った。もっと新しいサポートが必要なんじゃないかと。


「IBASHO」にこめた3つのこだわり
1. 利用しやすさと気軽さ
フリースクールって、入会金や月極料金が高額になることが多い。「また行けなくなったらどうしよう」と不安に思う保護者も少なくない。
そこで、IBASHOは単発利用OKにした。1回3時間500円。特にこちらがサポートするわけでもイベントがあるわけでもなく、ただ好きに過ごせる場所。
何度か利用するうちに「勉強してみたい」という気持ちが芽生えたら、マンツーマン授業を受けられる。保護者に少しでも子どもと離れて1人時間を持ってほしい、そんな思いも込めている。


2. 全力の学習サポート
自然体験やイベント交流を重視する場所もあるけれど、IBASHOが力を入れているのは学習サポート。それも完全マンツーマン。教えるのは教員免許を持った経験豊富な教師たち。大学生アルバイトやボランティアも素晴らしいけど、長年子どもたちと向き合ってきたプロだからこそのプライドがある。


3. 外国語レッスンの充実
不登校の子どもたちの中には、テキストでの勉強に抵抗感がある子も多い。そんな子には会話中心のレッスンがピッタリ。最近は「推しのために韓国語を話したい」「ゲーム友だちと英語で話したい」というモチベーションの子も増えている。学ぶことの楽しさを見つけるきっかけになればいいと思っている。


熱い想い vs 北風の現実
そういう熱い気持ちはあれど、現実はなかなか厳しい。貯金が底をつきそうなので、夫はデリバリーバックを買って、空き時間に稼いでくれている。ありがたい。

とりあえず今月はなんとか生活できそうだから、どうにかしてブレイクスルーを起こしたい。さて、どうなることやら。

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