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朝食でみるアメリカの多様性

アメリカでは、週末は家族や友人とゆっくりブランチを楽しむ習慣があります。レストランで待ち合わせ、とりあえずコーヒーを頼んでおしゃべりし何を頼むか考えます。

アメリカの朝食には、エッグベネディクトやパンケーキ、オムレツなど多くの選択肢がありますが、定番は卵2個とサイドディッシュとトースト。でも、これを注文するのは外国人にとっては結構大変です。その理由を、サンディエゴの朝食専門店のメニューを使って説明しましょう。

Two eggs any style plus your choice of side and bread from above

「卵2つ、調理法は自由、と上記のサイドディッシュ2種付き)という意味なので、これを注文すると、まず最初に聞かれるのが、「How do you want your eggs?(卵の調理はどの方法にしますか?)」です。

Two eggs

この場合、ざっくりと目玉焼き、スクランブル、ゆで卵のどれにするかなのですが、多様性の国、アメリカでは目玉焼きは、Over Easy (白身と黄身がまだとろっとした状態まで両面焼く)、Over Medium (白身と黄身が固まるまで両面焼く、)、Over Hard( 白身と黄身がカチカチに固まるまで両面焼く)、Sunny Side Up(日本の目玉焼きのように、片面だけ焼く)の4種類、スクランブルは、ハードとソフトの2種類、ゆで卵は固茹でと半熟の2種類、合計8種類のチョイスがあります。

ちなみに日本のように片面だけ焼いて蓋をして蒸し焼きにする方法は、Steam basted egg(蒸し焼き半熟卵)と言いますが、一般的ではないかもです。

Side and bread

サイドディッシュの選択肢はレストランによって違いますが、このレストランの場合、フレンチフライ、ハッシュブラウン、フルーツ、メキシカンライス、リフライドビーンズ(豆のスープ煮)、黒豆のスープ煮の6種類のどれか一つと、ビスケット、ブルーベリーマフィン、イングリッシュマフィン、トルティーヤ、トーストの5種類どれか一つとのこと。

トーストを選ぶと「 Rye,、sourdough、 multigrain・・のどれにしますか?」と、さらなるチョイスが待っています。

1つのメニューに384のバリエーション

もしトーストの選択が4種類としたら、「Twoo Eggs Plus」を洗濯したことで、8x6x8で384の組み合わせのの中から1つを選ぶことになるのです。

自由度が高い暮らしは、選択を迫られる暮らしでもあるってことですね。

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