新型コロナワクチン4回目摂取を受けることにした理由
米国食品医薬品局 (FDA) は 3月29日、ファイザーとモデルナの新型コロナウイルスワクチンについて、50歳以上と免疫障害を持つ人を対象に、4回目の接種を許可しました。
アメリカでは、5歳以上の約82%の人が少なくとも1回目摂取をしていて、2回摂取を完了した人は全体の約70%です。また、3回目摂取(ブースター接種)ができる12歳以上 のうち、ブースター接種を受けた人はおよそ9,900万人 、全体の47%です。
3回摂取した人と比べると、ワクチン摂取をしていない人は、感染リスクが2倍、入院が4倍、死亡が12倍になります。
感染力の高いオミクロン株に関しては、ブースター接種で、ウイルスを確認して中和する効果的な抗体が獲得できるが、2回摂取では獲得できないことがわかっています。
ブースター接種は、感染しても重症化を防ぎ、Long COVIDと呼ばれる、新型コロナウイルス感染によって発症する慢性病を予防します。
では4回目摂取(セカンドブースター摂取)はどうでしょうか?
イスラエルで、60歳以上の1,252,331をオミクロン株が主流となった1月から3月にかけての追跡調査した結果によると、「4回目摂取後4週間で、3回摂取者より感染率が低くなるが、8週間後にはその効果が大きく落ちる。しかし6週間経っても重症化率は3回摂取者より低かった」、つまり感染症予防としては、4週間しか効果の上昇がなかったが、重症化対策としては効果が持続するようだと発表しました。
5月中旬から6月にかけて約1ヶ月、日本へ行く私にとっては、4回目摂取後4週間で得られる、「4週間の予防効果上昇」は魅力的です。と言うのは、帰国目的には、2年6ヶ月ぶりに91歳の母に会うことが含まれているからです。
日本でも、もうすぐはじまる4回目接種。3回は必須ですが、4回目は状況に応じてというのが、今の所の考えかもしれないですね。