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ありのままの自分でいられるようになった理由

周りに合わせて生きる自分

私は、起業する前までは、ずっと周りの様子をうかがって生きてきました。子どもの頃は、叱られない、笑われない、恥ずかしいことをしないように気を使って、一生懸命影を潜めてきた。

親や社会に認めてもらえる選択肢しか、目に入らなかった。

確かに、それを、うまくやっていた・・・とも言えます。私はけっこう要領よくて、人に合わせることもできてしまう。でも、自分が納得していないこととか、心の奥底で「ちがう!」ってささやきが聞こえるようなこともあります。それでもそれなりにできてしまう。

でも、それを繰り返していると、自分がなくなってしまう。

気付かぬうちに、ストレスが積み重なってしまう。


周りを気にしすぎるから自営業がピッタリだった

組織の中にいると、どうしても合わせてしまう。組織の中にいても、人と違う意見をはっきり言える人が羨ましいです。私には無理。グループの中で萎縮して小さく影を潜めてきた人間なのです。

大きな声で発言できないからと言って、考えがないわけではないのです。学校で、静かな子どもが、発言しないとあまり認めてもらえない現状もありますが、静かだからと言って理解度が低いとは言えません。静かにしている分、ものすごい観察力と思考力で、授業の内容を吸収しているものです。考えていることを表現するチャンスが少ないだけ。

私だって、自分なりに考え、学んでいます。組織の中で、納得できないこともあるし、正しくないとはっきり言えることも多々ある。そして、何が正しいのか、自分の中で明確な意見があることもある。

だから、人と議論することなく、衝突することもなく、自分が思うことを好きにやれる個人事業主になって、自分が自分のボスになることは、自分らしくあるためにピッタリでした。起業というスタイルが、自分が自分らしくいられる環境になりました。


自分らしく在るためのポジション

人って、それぞれ自分の特性があります。大事なのは自分の特性を生かして、自分が自分らしくいられるための方法とスタンス、環境を見つけることだと思うのです。見つけられた人は、自分らしく輝ける。

私は口頭での発言が苦手でした。人と議論するのも苦手。交渉するのも苦手。人との衝突は耐えられない。

でも、口に出さなくても自分のやりたいこともあるし、自分の考えを持っている。それを実行するために、最初のハードルの「口頭で説明して人に理解してもらう」という、私にとってはエベレスト級の高いハードル(おおげさな 笑)をとっぱらったのが起業でした。自分が自分のボスになるということ。

そして、私は、口で言うのは苦手だったけど、書くことは好きでした。口で言えない分、子どもの頃からたくさん手紙で伝えてきました。

インターネットができて、ホームページが出始めてきた頃、ブログが出現する何年も前から、自分でホームページを作って文章を書きまくっていた。教育について語りまくっていた。

それまで、無名の個人が文章を公表できる場なんてなかった。インターネットの出現で、誰でも文章を不特定多数の人たちに公表できるという新たな表現の場ができた。私にとっては、すごくありがたかったです。

自分を表現する手段は、スピーチだけじゃない。書いた文章だって、歌だって、芸術だって、踊りだって、なんだって表現の手段になる。要は、自分が自分を表現できる何かを見つけること。

私が、「書く」表現と、自営業というスタンスを見つけてから、自分を生かせるようになってきた。そこからが、私の進化の始まりなのかもしれません。


私と話したことがある人は、これを読んでいて意外に思うと思います。私は、自分の講座でよくしゃべりますから。ほんと、子どものころ授業で一言も発せなかった私が、よくしゃべるようになったものです。

でも、今でも話題が教育ネタじゃないと大人しくなります。自分が愛してたまらない分野でしゃべれればいい。そんな分野を自分の主軸に決められたことが幸せ。あとの分野は聞き役でいい。笑

「自分らしく」いられるあり方を見つけてから、いろんなことが変わっていった。よくしゃべるようになったのもその一つかな。


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かよ|ロンドン在住、楽しく人生をクリエイトするシュタイナー教師&経営者 石川華代
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