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息子をもつ母の幸せ〜息子運転の助手席で幸せをかみしめる

私は男子2人の母。実は、私の家系は女ばかり。うちは二人姉妹だし、石川家のいとこは全員女。中学生から父親が単身赴任になり、大学入学で家を出るまで、ずっと女3人暮らし。

私は男の子と遊ぶタイプでもなくて、とにかく男子の免疫がない。笑

そんな私だったから、子どもを産む時にも、「絶対女の子」と信じて疑わなかった。生まれてきて「男の子ですよ」って言われて「え? 男の子?」ってびっくりした。全く想定外だった。


女の子の母になると信じて疑わなかった私だけど、生まれてきてすぐに、「男の子でよかった」と思った。

何にせよ、男子は、シンプルだ。幼稚園くらいから小さなレディになってしまう女の子と違って、いつまでたっても子どもみたい。

思春期になって、女の子は母親に厳しい。でも、欧米育ちの男の子は母親に優しい。



今月で次男は18歳になる。大人の仲間入り。18歳の誕生日を迎えたら、アルコールだって買える。

誕生日を前にして、先日、めでたく運転実技試験に合格し、普通免許取得。

母にとって、息子は永遠の恋人のようなもの。恋人にはなれないし、恋人ではありえない無償の愛があるから、余計に、他には比べものにならない愛情の対象。

そんな息子の運転するスポーツカーの助手席に座る私。至福。

男の子の母親だったら、この至福、わかってもらえるんじゃないかと思う。

小さい頃はずっとべったり。抱き抱え、手をつないで、守ってきた息子。ここまで育ててきた最愛の息子が、こんなに大きく育って、一人前に運転ができるようになった。良くぞここまで育ってくれた。

そうは言っても、男子はいつまでたってもお子ちゃまでもある。家では、甘えるし、バカなこともする。家で、母親にしか見せない姿、表情がある。

そんな子どもっぽさと、成長した大人の表情を併せ持つ。母の前では両方を曝け出してくれる。



はい、わかってますよ。この助手席にはいずれ彼女が乗るだろうし、母親から離れた人生を歩んでいく。私だけの息子ではなくなっていく。

母から離れて、自分の人生を力強く歩んでいけーーーと思う。

わたしは母親であることには一生変わりない。



母であることは、なんて幸せなんだろう。



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かよ|ロンドン在住、楽しく人生をクリエイトするシュタイナー教師&経営者 石川華代
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