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離婚を考えていた頃〜私にとって夫は・・・

離婚の危機

数年前は離婚を真剣に考えていました。発達障害傾向のある夫は、一緒に暮らしていて難しいことが多々あります。癇癪もちで、暴言を吐き、物を壊すことは日常茶飯事。お金のトラブルも多々。自己管理できずに夫が引き起こす問題を、私が尻拭いすることも多く・・・。

女友達に愚痴をきいてもらうと、友達のほうが怒り出します。「許せない」と言って。「離婚した方がいいよ」って。

ほんと、夫によるトラブルを考えると、一人で生きていくほうがずっと楽に思えます。私はひとりでなんでもできるし、できないことはお金を出してプロにお願いしたほうが、いつやってくれるかわからない夫にお願いするよりずっと楽。

でも、夫はいい父親なのです。よくできた父親とは言いませんが、息子たちといい関係を持っています。男子にとって父親の存在はとても大きい。男子にとって父親は面倒くさくて腹立つ存在でもあるのですが、父親と対面して、父親の存在を乗り越えていくことは、男子にとって大事な成長のプロセスです。こればかりは、母親の私にはできない。

だから、離婚する、離婚しないの間でゆらゆら揺れつつ、子どもたちがいる間は、夫がいてくれたほうが子どもたちにいい、実際私も助かるし・・・と、離婚を先延ばしにしていました。


虫除け

離婚を先延ばしにしている間も、当然問題は引き続き起こります。腹が立つこと、悲しくなることが毎日。辛くなると女友達に愚痴をきいてもらい・・・。笑

ある時、友達に言われました。
「しんどいけど、まあ、虫除けとして飼っておくっていうのも悪くないよ」「欧米で、女一人でいたら絶対変な虫がよってくるから、虫除けは大事よ」
・・・って。

確かに、めんどうくさいパートナーシップはこりごり。離婚しても男はいらない、一人のほうがずっといい・・・って思っていた私。変な男が近づいてくるのは面倒臭い。

それにしても「虫除け」・・・って衝撃的な言葉でした。そんなこと考えたこともなかった。でも、「虫除け」ってぴったりすぎてなんだか心が軽くなりました。ひどい話ですねえ。笑

その「虫除け」発言以降、私の中で、夫=虫除けの位置付けができあがり、そこに感謝の気持ちさえ生まれました。虫を払っていてくれる、それだけでもありがたいと。笑


しばらくして、ある出来事があり、それがきっかけで夫は虫除けから突然昇格することになります。そのことについてはまた次の記事↓で。


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かよ|ロンドン在住、楽しく人生をクリエイトするシュタイナー教師&経営者 石川華代
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