愛すべきシュタイナー教師たち
東京理科大 井藤元教授の、この本を読みました。
日本のシュタイナー教師たちの人間像や、教育に対する思いなどをまとめた本です。
私は、シュタイナー学校が大好きで、シュタイナー学校の先生たちには、そこはかとない尊敬の気持ちがある。憧れも、ある。
かくいう私も、シュタイナー学校で教えた。
そして辞めた。
辞めた理由はいくつかある。シュタイナー教師の仕事はとてもやりがいがあったし、楽しかった。それなのに辞めてしまった理由のひとつ・・・について、こちらのYouTubeチャンネルでお話ししています。
仕事の内容じゃなくて、「在り方」が私が欲していたものと違っていた。私が望む生き方ではなかった。
こちら(↓)の記事にも通じること。
辞めてしまった今でも、シュタイナー教師には深い敬意をもつ。自分が経験したからこそ感じられる敬意も、少なからずある。やっぱり、大大大好きな仕事でもある。
それなのに、ああいう生き方は私の望むところではない・・・というのが、人生、シンプルにはいかないところ。苦笑
なにはともあれ、人のライフストーリーは面白い。誰の人生だって面白いのだけど、シュタイナー教師たちは、紆余曲折あり、悩みあり、いろんな経験ありでシュタイナー教師になる。一般的な教師のバックグラウンドとはちょっと違うところがまた面白いんだと思う。
シュタイナー学校の素敵なところはいろいろある。シュタイナー学校に関わる大人たちが、面白い経験をしてきていたり、ちょっと型破りだったりするところも、魅力の一つだと言っていいと思う。
子どもたちの周りに、面白い人間がいっぱいいて欲しい。
人間、知らないことは夢に描けない。
いろんな人間が子どもたちの周りにいたら、いろんな人生を見聞きして感じて、知ることも増える。描ける夢も、増えていく。
テレビや映画の中のストーリーじゃなく、直接知る生身の人間が、生きている様を見せることほど強力な影響はない。
自由に、自分の大切にしていること、自分の心に素直にに、生きていこう。それがきっと「もっと面白い生き方」になる。
そんな大人がもっともっと増えていけば、今の子供たちの生き方ももっともっと面白くなる。そうしたら、未来の社会は全く違ったものになるはず。
さて。私の人生もまだまだ。もっと面白くしていくぞ。