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成長するための目標の立て方
「目標」ということについて考えてみる
私は教師です。教師って生徒に「目標」を立てさせるの、好きですよね。授業ごとに「学習目標」とか立てるし。
でも、私は、教えるときに授業の「学習目標」を立てることはしません。クラスみんなで一緒の学習目標というのも違うと思うし、何より、学習目標を立てることで、「そこまで達成できればOK」・・・言い換えると「それ以上は達成しなくてもOK」となってしまうのは違うと思うから。
でも、生徒のことではなく、自分のことでは「目標」はたてます。
私の目標の立て方
人によって、目標に対する意気込みとか、取り組み方とか、違うと思います。私の場合、目標は「表の目標」と「裏の目標」があります。「表の目標」は大っぴらに公表する目標。「裏の目標」は自分の内部だけに留めておく目標。
「表の目標」は、これだけは達成しないと落第というボーダーライン。つまり、絶対達成しないと自分で許せないライン。別の言い方をすると、「頑張れば達成できて当然」なライン。
普段70点とっていたとして、「表の目標」が80点だったりします。これは、やることやれば絶対とれるラインで、できなかったら恥ずかしい。でも、達成することで進歩はしている。
本音のところでは「裏の目標」を目指しています。たとえば「150点以上」とか。「以上」と言って、限界をつけないところもポイント。
人には80点が目標だと言っているし、そこが「合格点」なので、80点をクリアしていれば対面は保てる。本音の目標は達しなくても、一応進歩しているので、「まあ、いいか」と自分でも納得できる。自分を卑下することも、否定することもない。
実際、本当に目指しているのは「裏の目標」だから、大抵は80点よりはずっと上の成果を出します。裏の目標を大きく超えたりもします。
人を欺いているようで、ずるいようにも見える。笑
でも、失敗すると意気消沈してしまう自分の弱さを知っているから、自分なりに「頑張る」ためのストラテジーなのです。
成功哲学のここが嫌い
巷によくある「成功哲学」。いろいろありますが、「私はこうやって成功した。だからあなたも同じようにすれば成功できる!」というものは気に入らない。
あのね、人は一人一人違うの。あなたがそのやり方で成功したからって、他の人も同じように成功できるってどうして言えるわけ?・・・って思う。
それでも成功した人の言葉は面白いので、一応話に耳を傾けて、役立ちそうなところは参考にさせてもらいますが。
だから、私の目標の立て方も、私にはいいけど、他の人もこのやりかたで目標達成できるなんて思ってません。
人は、一人一人違う。人それぞれの特徴を活かして、どうやったら目標達成できるのか、自分に合う方法を見つけるのが一番だと思う。
私の場合は、見栄っ張りの私の性格と、失敗することを恐る弱さと、こっそり頑張ってどーーんっと大きなことを達成して驚かせてやれーーーというのが励みになるという、なんともかんとも、小ちゃい自分を自覚していて、それを利用して成長してやれーーーという。
人間って、そんなもんじゃないですか?
みんな完璧じゃない。
弱いところもたくさん。
自分の弱いところを責める必要はない。
強いところを利用するのはもちろん、弱いところも利用すればいい。
そう思って、人生送ってる私は、結構要領いいのだと思う。笑
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