これまでとこれからの発信

２０２３年を前にして、これからの発信の仕方について考えている。

ネットで発信しはじめたのは１９９５年あたりだったかと思う。ブログもない時代で、ホームページビルダーとか使ってホームページを自作した。そこで、教育について、熱く、割と硬い文章で語っていた。

画期的だったと思う。だって、それまで、著名人でもない一般市民が、公的に文章やら作品やらを自由に公表できる場所なんてなかった。人に見てもらうまでには、誰かに選ばれる必要があった。それがネットの登場で、誰でも、好きなものを公表できるようになったんだから。

それ以来、ずっと、発信を続けている。

発信が仕事の一部になってから、読んでもらえる記事、特定のターゲットにアピールできる発信を考えるようになった。

シュタイナー教育を全く知らない人に。
シュタイナー教育について初心者に。
シュタイナー教育を深く知りたい人（中級以上くらい？）に。
子育て世代のママさんに。
女性全般に。

いろんなターゲットがあり、いろんな発信があり、それを全部一緒くたに同じ場所で公表するわけにはいかず。

そうこうしていると、言いたいことがあるのに言えない欲求不満がでてきた。特に私は「シュタイナー教育をすべてのひとに」と言って、広く開いたシュタイナー教育を目指しているから。シュタイナー教育、人智学関係を、ちょっと深く、正直に話したい時もあるけれど、あまり大っぴらに突っ込んだ話ができなかったりする。

もちろん、そういうことを話せる友達はたくさんいるけれど。

来年は、ちょっとは突っ込んだシュタイナー教育のことを話せる場所を、「友達」の輪とは違うところでも作っていこうかな。・・・と思っている年の瀬です。

シュタイナー教育を開いたモノにする。

そのためにも、シュタイナー教育の魅力を知ったひとが、正直に深いことまで安心して話せる「閉じた場所」も必要。

内と外。
人間にはどっちも必要です。

２０２３年は今まで以上に、私らしく、ありのままでいきたい。