(子育て)一人の時間を大切にすると、一緒の時間がもっと濃厚なクオリティタイムになる
昨日、息子たちは父親のところへBBQに行きました。父親のほうから誘ったらしい。私なしで、父と息子たちだけの時間を過ごしたのです。
私:
「おお、これが、離婚家庭というものなのね。笑」
息子:
「今までパパは自分たちに関わろうとしなかったのにな。」
「一人になって寂しいんだね。」
息子、大人の反応。笑
別居するまで、家族一緒にいるのが当たり前だった。一緒にいる時間はたくさんあった。でも、一緒にいる時間、同じ空間にいるというだけで、そこでいい関係がつくれるわけじゃない。
一緒にいるのが当たり前すぎて、空気のように通り過ぎることも多い。
そして、みんなバラバラでも、「一緒に過ごす」という親の役割を果たしている気になっていることも多い。
でも、こうやって、いつも離れている親子が一緒になったときの時間は、たくさん話をするだろうし、ひとりひとり勝手なことをやっている時間ではないと思う。ただ一緒にいるだけより、ずっと濃厚な時間に違いない。
こういうの、大事だと思う。一人の時間があって、一緒が当たり前じゃないからこそ大切にできること。
シュタイナー子育て講座をやっていて、ママたちが「子供と一緒にいる時間」をできるだけとろうと頑張っているのを目にしている。
もちろん、それは大事なこと。
でも、ただ一緒の空間にいるだけの時間、ママの心ここにあらずの時間が、たくさんあるより、短くてもママの心が一緒にいてくれると実感できる時間があるのが大事だったりする。
心ここに在らずの状態の最たるものが、スマホとかのメディアに向かっている時じゃないかと思う。小さな画面に魂がすいこまれているような感じが伝わってきて、体はここにあるけど、心はここにない気がする。
不思議なことに、一緒にいるひとが、本を読んでいたり、手仕事をしていたりしても、心はそこにあるのが感じられる。存在感がある。そこにいてくれる気がする。
大人の私でも感じることを、子どもはもっと強く敏感に受け止めている。
子どもが、「ママが(全身全霊で)ここにいてくれる」と思えるような時間。少しでもいいから作れているだろうか。
そんな時間を作れていないママたちを責めているんじゃない。
まず、ママが自分を大切にしてほしい。
ママが子どもをおいてちょっと友達とお茶して楽しい時間をすごす。その後、子どものところに戻った時、子どもとの時間が嬉しくてしかたなくて、いっぱい子どもにサービスしちゃう。・・・そんなこと、ないですか?
ママが自分を大切にするからこそ、ママは子どもとの濃密な時間をかけがえのないものにできるのです。
ママたちの心が子どもに向かうために、ママが自分の時間を少しでもとれること、ママが自分を大切にできることが必要。
ママが自分を大切にする在り方は、すごくすごく大事。
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