母親として。至福のとき。
クリスマス前、熱を出して4日間寝込みました。発熱、頭痛、体の痛みがひどくて、耐えきれず、たぶん30年ぶり?くらいに、鎮痛剤を飲みました。2回の出産だって、痛み止め飲まずに乗り切ったのになあ。
病院にいっていないので分からないのですが、流行りのインフルの症状とピッタリみたい。夫が家にもってきて、その次に私が感染。
そして、私が寝込んで3日目。私のベッドのところに次男がきて、「死ぬーーー」と言いながら抱きついてきました。体が熱い。39度なかば。
そのまま私の横に寝かせました。病人ふたり、並んで寝る。苦笑
次男は高熱だけど、息づかいも静かだし、脂汗もかいていない。特に危険な感じも見受けられないので、まずは寝かせて休ませながら様子を見る。
思春期になってからは、寝顔なんて滅多に見ない。だから息子の寝顔を間近で見ていられるのが無性に嬉しい。次男は17歳。顔もゴツゴツと大人の男の顔になってるし、無精髭も生えてる。でも、母にとっては、いくつになっても可愛い。
私が元気なときなら、「なんて可愛いの」「世界一かわいい」って目尻下げてデレデレするところ。
でも、私も熱に浮かされてもうろうとして、気が弱くなってメランコリックモード。「こんなに立派に育って」「大きく育ってくれてありがとう」「ここまで育て上げたから、私のこの人生での大きなお役目は終了」「もうわたし、死んでもいい」(この程度の風邪で死ぬかっ)
そんなことを思いながらぼろぼろ涙が出る。
子どもの頃からそうでした。病気で寝込むと、大したことなくても憂鬱質が出てきて悲しくなって泣いてしまう。
私はとくに大きな病気をしたことがない。体力はないけど健康に問題はなく、半世紀生きてきていますが、入院したこともありません。
これってもしかして、神様が「こいつは弱虫で、病気にしたらそのままへたばっちまうから、大病にさせるのはやめておこう」って思ってるんじゃないかと。「神様は、乗り越えられない試練は与えない」って言うでしょ。
つらつらと書きましたが、今日書きたかったことのポイントはですね・・・
乳幼児期から思春期手前のお子さんを子育て中のお母さま方。お子さんの寝顔を、今のうちに十分みつめてデレデレしておいてください。
「うちの子、なんてかわいいの。」「世界一可愛い。」「最高のエンジェル。」・・・って、親バカ万歳で、思いっきり胸いっぱい愛情で膨らませて、幸せに浸っておいてください。
あっという間に、寝顔なんて見せてくれない年齢になるから。
ちなみに・・・次男は私のベッドに倒れ込んできて、1日私の横で寝ていただけで、翌日はすっかり元気になっていました。私は4日寝込んでもまだ元気になれないのになあ。若いっていいですね。