自分をケアしていたつもりだったのに・・・
今日はタイ・マッサージに行ってきた。先週から2週連続。
「とっても疲れてますね」「肩が石のようですね」・・・などと言われつつ、丁寧に、丁寧に全身をほぐしてもらった。はあ。きもちいい。
私は、高校生のころから肩こりだ。思えば高校1年生、最初の実力試験のこと。90分の数学テストで集中して机に向かい過ぎて、その後、肩が固まってしまった。テストの後に通常授業があったのだけど、肩が痛過ぎて机に顔を向けることさえできなくなってしまった。ロボットのように固まったまま、黒板を見つめていた。下を向くことができないので、机にある教科書を見ることもできず、教科書を顔の前に持ち上げて見たりして。ちょっと斜め前を見たら、仲の良い友達も同じ状態になっていた。二人で同じ状況だということを察知し、ロボット化したお互いの姿を見ながら苦笑していたのを覚えている。
そんな肩こりを自覚しながら30年以上。50歳をすぎて、なおさら自分をケアするということを日ごろから心がけているつもりだ。
体にいいものを食べ、早寝早起きをし、運動というほどではないけれど、毎日ストレッチや軽い筋トレをしている。別居してからはストレスが格段に減り、心理的にものびのびしている。
だけど・・・ケアしてるつもりだったのに、最近、「全然ケアしてない!」という衝撃的事実に気づいてしまった。
私は「感謝」のワークを意識的にしている。ある日、自分の体を感謝するワークをしてみた。肩こりはあるけど、いたって健康。たまに倒れたりするけど、医者いらずの体。ありがたいことだ。
そして気づいた。「あ、わたし、肩に冷たい!」・・・と。
いつも「つらい」「岩みたいにガチガチ!」と肩を悪者のように思ってきた。この肩のせいで私はこんなに苦しんでいる!!・・・と。
感謝のワークをしていたら、「一番辛い思いをしているのは肩さんなのね」(とつぜん「さん」までつける)と気づいた。私が無茶な仕事ぶりだったりとかして、その負担で肩が苦しんでいる。肩が重荷を背負って、ひーひー言ってて「助けて〜」って言っているのに、私はその声を聞かず「なんてひどい肩だ」と肩を責めながらストレッチをしたりマッサージに行ったりしたのだ。
ストレッチもマッサージも、肩をケアすることに違いないけど、私の気持ちは、痛い肩を敵のように扱っていた。私の心は肩をケアしていなかった。
一応私は、レイキ・ヒーラーでもあり、自分で自分にレイキ・ヒーリングをする。レイキをするときにも、以前は、「ええい、この頑固者の肩め!」と言わんばかりだったけど、今は違う。「ああ、肩さま(「さま」に出世)、大変な思いをさせちゃっててごめんなさい。わたしの欲求に付き合って、毎日毎日、一生懸命ふんばっていてくれてるのですね。ありがとう。感謝してます。肩さん、いつもご苦労様です。リラックスしてくださいね。」と、肩に感謝を寄せながらヒーリングをするようになった。
「できそこない」社員扱いだったのに、今では、こんな重労働に耐えられる、超優秀社員!・・・くらいの気持ちになった。
気持ちが変わったからといって、すぐに肩が楽になるわけではないけれど、この気持ちの変化は大きな変化だと感じている。
肩さまさま。ありがとう。