次男シュタイナー学校最終学年は贅沢授業
先週から、長男は大学1年生。次男は、シュタイナー学校最終学年12年生(高校3年生)になりました。
大学出願やらプロジェクトやら忙しい一年になります。
芸術系の長男とは違い、次男は小学校くらいから物理が大好き。大学で物理を学ぶことを決めています。
シュタイナー学校は、ドイツ以外では、小規模な高等部が多い。次男のクラスは、小規模校のなかでも、最小クラス。2年前に編入したときには8人。たったの8人!・・・でびっくりでしたが、その後、生徒側の都合で4人が転校していきました。そして残るは4人。
物理を学びたい次男ですが、物理を学びたい人は少数派です。前のドイツのシュタイナー学校では、30人くらいのクラスでしたが、物理希望者が少ないから物理は開講しない・・・つまり、前の学校にいたら物理を勉強できないという状況でした。
そして、今の学校。たったの4人のなかで、物理を学びたいのは・・・当然、次男ひとりです。汗
学校側はどうしたか?
次男ひとりのために、マンツーマンで授業をするため、物理の先生を見つけてきて雇いました。完全に経営度外視です。
それをきいたとき、「まあ、人智学とかシュタイナー教育とか知らない、普通の物理の先生なんだろうな。まあ、それも仕方ない。マンツーマンで先生を雇ってくれることだけでも感謝だわ。」と思っていました。
ところが、蓋を開けてみてびっくり。
わりと若い(らしい)物理の先生は、シュタイナー学校の卒業生。両親共にシュタイナー教師で、先生ご本人も人智学を学んでいる人。
新しい先生に会った次男は
「かなーり、アントロだよ」
とつぶやいてます。
夏休み前に渡された課題図書は、バリバリ人智学系の物理学書2冊でした。笑
シュタイナー学校に行っているからといって、生徒が人智学を学ぶことはありません。12年生になって、人智学の直球がきた感じ。次男はどう受け止めるのか興味津々です。
そしてさらに驚き。
この物理の先生は、実はチェリストでもあるそうで、学校で音楽も教えることになるとか。
シュタイナー卒業生はほんとに多彩です。