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人生はミラクルー華代の日々のこと

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ミラクル・マガジン。実際におきたミラクルについての記事を集めたマガジンです。スピ系でない人がミラクルに敏感になって、波に乗る人生をおくるためのマガジン。
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#クラシック音楽

パトリシア・コパチンスカヤが新しいベートーベンを弾く

パトリシア・コパチンスカヤが新しいベートーベンを弾く

過去1年半くらいで
5回くらいは生ライブでパトリシアを聴いているけど
今回はその中でもダントツ最高だった。

ダントツにクレイジーでキュートだった。

ベートーベンが
「ベートーベン」より
「パトリシア・コパチンスカヤ」色。

確かな技術と
彼女にしか表現できない情熱と軽やかさ。
ベートーベンの重さがなく
ベートーベンより狂気に満ちていて
ベートーベンより炎の熱がメラメラとして軽やかで挑戦的。

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ブライス・デスナー〜音楽をまもり育てること

ブライス・デスナー〜音楽をまもり育てること

先日のコンサート。長男と二人で行ってきた。

今回はサウスバンクセンターの企画" Music of Today" の一環のコンサート。

アメリカのバンド"the National"のロックギタリストでもあり、クラッシック作曲家であるブライス・デスナー。クラシック音楽部門でグラミー賞受賞の実力者。 

彼の作曲の2曲を、フィルハーモニア・オーケストラが演奏する。

どちらも良かったのだけど。
Th

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コンサートでの人間観察〜ショスタコヴィッチxエマソン弦楽四重奏団

コンサートでの人間観察〜ショスタコヴィッチxエマソン弦楽四重奏団

昨シーズン(2021年9月ー2022年6月)は、行ったコンサートの多くを、このnote で記録してきました。こちらのマガジンにまとめてあります。

今シーズンはnoteに記事を書けていないのは、記録をつけるのが大変で・・・汗。

昨晩のコンサートは、今年9月末からの今シーズンで18回目のコンサートでした。

ショスタコヴィッチ弦楽四重奏〜エマソン弦楽四重奏団今週火・水曜日は、エマソン・ストリング・

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2022年コンサートシーズンはじまり、はじまり

2022年コンサートシーズンはじまり、はじまり

はい。始まりました。今週末は5つのコンサートに行ってきました。

パイプオルガン〜バッハ、フィリップ・グラス、ヴィドールこちらの記事↓に書きました。

オーケストラの実験〜The Anatomy of the Orchestra広い空間に、オーケストラをバラバラに配置。その間を観客が自由に動きまわれるという実験的企画。子どもの音楽体験の教育要素も視野に入れた企画。

とにかく、すごかったのです。オ

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パイプオルガンをコンサートホールできくか大聖堂できくか

パイプオルガンをコンサートホールできくか大聖堂できくか

2022−2023年、コンサートシーズンが始まりました。今週末は金土日でクラシックのコンサート5つ。うれしいーーー。

昨日は、ロイヤル・フェスティバル・ホールで、パイプオルガンの演奏。

ロイヤル・フェスティバル・ホールには、ステージ後ろに大きなパイプオルガンがあります。(トップの画像)

年間20回以上は訪れるロイヤル・フェスティバル・ホールですが、パイプオルガンの演奏はなかなかチャンスがなか

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片思いのあの人に会いに・・・

片思いのあの人に会いに・・・

昨日はコンサートでした。BBC PROMS。フィンランドのバイオリニスト、ペッカ・クージスト目当て。

コンサート情報こちらから、1年間限定で聞いていただけますーーー。

The Lark Ascending は、イギリス人が誇る、イギリス人に人気ナンバーワンのイギリスのクラシック音楽。今までにも生でも録音でもたくさん聴いてきました。でも、そのどれとも違う。全く新しい、生き生きとしたひばりのさえず

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BBC PROMS オーケストラでベートーベン生解説

BBC PROMS オーケストラでベートーベン生解説


BBCプロムス22今年もBBCプロムスの季節。大好きなバイオリニスト、パトリシア・コパチンスカヤ目当てのコンサートへ。

プロムスのベースである、ロイヤル・アルバート・ホールにて。

パトリシア・コパチンスカヤは今回も裏切らない熱演ぶり。毎度、裸足でステージに立つ。

でも、この記事では、オーロラ・オーケストラ創設者で指揮者であるニコラス・コロンの試みについて書きたい。

BBCプロムスは、BB

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文化の都ロンドン〜週末に5つのコンサート

文化の都ロンドン〜週末に5つのコンサート

金曜日にコンサート1つ。
土曜日にコンサート4つ。

コンサートのハシゴしました。

ロンドンにいて、幸せを感じるのが、一流の文化があふれていること。イギリスのアーチストやミュージシャンだけでなく、世界一流のものが、身近にあること。

好きなアーチストがいて、そのコンサートを待ち望むというのも、音楽のひとつの楽しみ。

でも、ロンドンにいると、「コンサートに行きたいな」と思ったら、ロンドンのどこか

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コンサートでシュタイナー学校の授業を思う〜立つか座るか 楽譜を見るか見ないか

コンサートでシュタイナー学校の授業を思う〜立つか座るか 楽譜を見るか見ないか

オーロラ・オーケストラ昨日は、ロンドン、ロイヤルフェスティバルホールでコンサートでした。

このコンサートのチケットをとったのは、最初、チャイコフスキーのバイオリン・コンチェルトをパトリシア・コパチンスカヤが弾く予定だったから。

あと、ショスタコヴィッチを楽譜なしで、というのも、見たかった理由のひとつ。

パトリシアは今回はキャンセル。代わりに、ウクライナのバイオリニストがソロイスト。残念だけど

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アンドラーシュ・シフとベートーベン・・・とハイドン

アンドラーシュ・シフとベートーベン・・・とハイドン

Schiff Plays Beethoven大御所アンドラーシュ・シフが演奏するベートーベン、ピアノ協奏曲第1番〜第5番。3夜にわたる、コンサートシリーズでした。

ベートーベンの時代のピアノシフが弾くのは、ベートーベンの時代のピアノを再現したもの。

今のピアノなら金属で作られているフレームも、当時さながらの木製です。だから、張力が金属ほどなく、音がソフトになります。高音も低音もソフト。どこか懐

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コンテンポラリー音楽 スティーブ・ライヒ x コリンカリーグループ

コンテンポラリー音楽 スティーブ・ライヒ x コリンカリーグループ

昨日はコンサートでした。

昨年も見た、コリンカリーグループによるスティーブライヒ。
去年のコンサートの様子はこちら。

昨日のはこれ↓

世界一と称されるパーカッショニスト、コリン・カリー率いるコリンカリーグループ。カルテットは去年も見てとても良かった。

Six Marimbas ↓ 一部分、短い動画なので雰囲気を見るのにいいと思います。

今回一番響いたのは、これ。

ドラムだけ。全部で1時

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NHK交響楽団 主席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ

NHK交響楽団 主席指揮者パーヴォ・ヤルヴィ

週末に行ったジョシュア・ベルのコンサートはパーヴォ・ヤルヴィ指揮でした。

 

彼の指揮が素晴らしくてね。
彼の指揮見てるだけで曲がクリアに見えてくる。
指揮するときの表情が、ユーモアで、繊細で、大胆で。

 

途中、誰かがフーッと音を出してしまった口笛。笑

指揮しながらも
ユーモアに顔を作って客席を見て応えてました。

 

2015年からNHK交響楽団主席指揮者です。

 

大好きなス

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ジョシュア・ベル〜実験といつもの少年のこと

ジョシュア・ベル〜実験といつもの少年のこと

昨日は、バイオリニスト、ジョシュア・ベルのコンサートでした。

シベリウス、ドヴォルザーク、ベートーベン。クラシックの王道的プログラムを堪能しました。

グラミー賞受賞者でもあるアメリカのバイオリニスト。ジョシュア・ベル。技術も、表現も、問題なく素晴らしい。

ジョシュア・ベルの実験ジョシュア・ベルといえば、ある実験が話題になりましたね。

ワシントンD.Cの駅で、3ミリオンドル以上のバイオリンを

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