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日本語教師のほめるコツ
日本語を教え始めて10年以上たちますが、
最近になって、生徒をほめる、というシンプルなことを意識するようになりました。
日本で教育を受けてきた人は、
覚えたり宿題をしたり、という勉強の基礎や詰め込みに慣れていますが、
世界中で日本語を勉強している人は、
必ずしもそうではありません。
そこに気が付かずに、
どうして覚えてこないんだろう、とか、また忘れてる!
と、ネガティブな感情を抱いてしまうこともありますよね。
ある日、私の生徒の中でも、抜群に漢字の覚えがいい生徒に、
漢字の音読みも訓読みもきちんと覚えて使えるなんて、ほんとうにすごい!なかなかできることではないよ!
という本音を伝えると、
え、うれしいです、ありがとうございます!私は漢字が大好きですから!
と、とびきりの笑顔で喜んでくれました。
日本人は、ほめるのが苦手なようです。
私が出張授業で行っている日系企業でも、
日本人駐在員さんの研修では、カナダ人社員をほめる言葉遣いを学んだのだとか。
日本語教師が、今日から始められるほめるポイントは、たくさんありますよ。
・スラスラ読めた/スラスラ書けた/スラスラ会話ができた
・単語/漢字を覚えてきた
・新しい文法を会話に取り入れることができた
・宿題をしてきた
など。
ほめるときに使える英語の表現も、参考までに書いておきますね。
・I am so impressed that ……..
・I really like the way that you …….
・That was a perfect sentence with lots of details.
・It's not easy to memorize all of these words but you just did it!
・You should be proud of yourself that you can read these long sentences in Japanese!
・You sounded very fluent.
・I appreciate that you put so much effort into …….
生徒さんも、大人でも子どもでも、
ほめらると、うれしくて、勉強をもっと続けたくなるものです。
今日もハッピーな気持ちでレッスンが終われるように、生徒のいいところを見つけて、ほめる準備をしておきましょう。
さて、私も今日はクリスマスホリデー前、最後の月曜日のレッスンです。
ほめ言葉とクリスマスプレゼントの準備は万端。
では、行ってきます。
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