モラハラ上司との別れ、クラッシャー部下との出会い

異動が決まり、晴れてモラハラ上司からの解放!
けれど、最後の最後まで嫌な思いをさせる人でしたよ。

特に引き継ぎ。
「後任が、問題なく仕事ができるかどうかは前任者からの引き継ぎにかかってるのよ。責任もって、きっちりと引き継ぎ書を作ってね」

すでに、私は彼女と向き合い話をすることが怖くなっていたので、マニュアル本レベルの引き継ぎを作り、聞いてもらえなくても文句は言わせないよう最後の力を出した。

いざ、引継ぎのためにとった時間がくると、、、
私の資料に一瞥もくれずに
「まあ、あとはそれ見ておけばいいんでしょ。」
と、ほぼこの一言で、引継ぎ終了。
ほんと、言ってることといつも矛盾する。

様々心残りはあったけど、異動先は同じオフィスの営業セクションだったので、あっさりと私の環境はすり替わった。

ここからの登場人物は「部下」である。
私はチームリーダーの立場だったが、最低限の人員だけが配置された少人数チームだった。
社員は私とその部下だけであとはパートタイマーの営業事務専任。
外販営業がこの時初めてで、更にはリーダーの立場からのスタートがプレッシャーだった。

一方、部下Bは、二歳下の女性だが、かつてチームリーダーの経験をしていた。プレイヤーとしての仕事はできるが、とにかく部下を病ませたりあたりがキツくなることから、マネジメント職は難しいという理由で私の下につくことになる。

先に言っておくが、リーダー職である以上、どういう部下であっても、連携しチームを盛り立てていく事が必要である。
結果としては、全くうまくいかなかったのは自分のせいでもある。
更に言うと、これまでのモラハラ経験ですっかり弱気な姿に変貌を遂げてしまい、部下からの言葉を跳ね返す余力はもはや残ってなかったのだ。。。

心の風邪をひくまでの過程は、後から振り返ると決して点ではなく、モラハラからの一連の流れなのである。
モラハラで受けたダメージを深くし、より自分が無能であると再認識させたのはこのクラッシャー部下であるが、モラハラ上司より前に出会ったら同じだけ辛かったかは、分からない。

年齢も近く、この分野でキャリアがある彼女に比べ私は完全に素人。自信もなかったし、彼女の考え方や働き方が全てただしいと思ってしまっていた。
この考えが、今後自分自身を更に追い詰めるのであった。

いいなと思ったら応援しよう!