旦那が死ねば本当に楽になるか検証してみた
こんにちは。kayocoと申します。
中高年女性の自立を応援するnoteを投稿しています。
わたしのまわりには、旦那が大っ嫌いな奥様がごろごろいます。
奥様たちの多くは、こんなことを口にします。
旦那が死ねば、住宅ローンはなくなるし、保険もおりるから楽になる。早く死んでほしいわー。
果たしてそうでしょうか?
その思考は、冗談にしても安易すぎる気がします。
そこで、本当に旦那が死ねば楽になるのか、検証してみることにしました。
前提条件
わかりやすく解説するために、前提条件をつけます。
このsampleの家族の夫に、突然の不幸があった場合を想定して検証します。
sample
・会社員夫50歳、パート妻48歳。
・夫の経歴 : 大学卒業後22歳で就職。以後ずっとサラリーマン。年収500万円。
・妻の経歴 : 短大卒業後20歳で就職。23歳で結婚を機に退職。以後夫の扶養に入っている。
・子どもは親元を離れている。社会人24歳長女、大学生21歳長男。
・15年前に自宅を購入。35年ローンで月々8万円を支払っている。団体信用生命保険に加入ずみ。
妻がうけとれる公的保障
サラリーマンの夫が死んだらうけとれる公的保障に、遺族厚生年金があります。
子供が高校生までであれば、遺族基礎年金もうけとれるのですが、このsampleの場合、対象外です。
65歳からは、遺族厚生年金のほかに、自分の老齢基礎年金がうけとれます。
sampleの奥様がうけとれる公的保障の額を計算してみました。
これは、日本年金機構のHPを参考にした概算です。
64歳まで :
遺族厚生年金+中高齢寡婦加算
=月額(4万円+5万円)=月額9万円
65歳以降 :
遺族厚生年金+自分の老齢基礎年金
=月額(4万円+6万円)=月額10万円
妻が生きていくためにかかる費用
公的保障の月額をみて、どのように感じたでしょうか?
😅思ったより少ないけど、住宅ローンはなくなるし、パート代と合わせれば、なんとかなりそう
👿仮にパート代が8万円とすると、月額の収入は17〜18万円です。
👿今までは夫の給料から天引きされていた健康保険料、税金、年金保険料などを、これからは自分の収入から支払わなければなりません。
(約3万円)
👿家の固定資産税や修繕費、車の経費などもです。
(約5〜6万円)
👿そこからさらに、生活費や医療費などをひいたら、手元にお金はあまり残りませんよ!
👿そもそも、70になっても、80になっても、働けるのですか?
😅死亡退職金が出るから大丈夫!
👿夫が死んですぐにかかるお金で想定できるのは、葬式代などの死後整理資金です。
👿ほかに、教育ローンやその他のローンを清算したり、大学生の息子の教育費にあてたりすることも想定すると、まとまったお金はすぐになくなってしまうでしょう。
😅そんなときのために、生命保険に入ってたはず!
👿今までの生活水準をたもつために、さらに1ヶ月10万円必要だとすれば、年間120万円不足になります。
👿女性の平均寿命86歳まで生きるとすれば、あと38年分×120万円=4,560万円の不足をおぎなう保障が必要です。
👿50歳男性がこの保障に入るには、月々5万円の保険料を払わなければなりません。
👿そんなに高い生命保険に入ってますか?
👿県民共済に入って安心してませんか?
👿途中で保障が切れるタイプではないですか?
😅いざとなれば、息子がいるから…
👿息子の嫁と、仲良くできますか?
👿旦那を嫌いになるのと同じくらいの確率で、嫁を嫌いになると思います。
👿孫に援助もできないような姑を、だれも優しくあつかってなんてくれませんよ!
👿けっきょく悪口を言う人生を送るのですか?
まとめ
旦那が死ねば本当に楽になるかは、シミレーションしてみると明白ですね。
悩める奥様たちは、どうすればいいのでしょうか?
まずは安易な思考を捨てて、未来への積み重ねをはじめましょう。
資格をとったり、趣味をきわめたり、投資の勉強をしたり、まだまだできることはあるはずです。
わたしは行動をおこせば、未来はかわると信じています。